黄泉眠る森―醍醐真司の博覧推理ファイル

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  • サイズ B6判/ページ数 310p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103321729
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

人気漫画家の失踪事件、封印されたおぞましい過去、そして古代史最大の謎。天才オタク編集者が挑む知的興奮必至の博覧強記ミステリ!

失踪した漫画家の過去、「邪馬台国」の謎――葬られた記憶の鍵は、すべて漫画が握っている! デブでオタクで偏屈な天才的漫画編集者、醍醐真司。創作中に姿を消した人気ホラー漫画家の謎を追いながら、最後の??女帝?漫画家と「邪馬台国」という古代史最大の難題に挑む。すべてのピースがはまったとき明らかになる、おぞましくも悲しい真実とは――。漫画界のカリスマが魅せる、知的興奮に満ちた博覧強記ミステリ!

内容説明

人気ホラー漫画家が、描きかけの原稿を残し、ある日突然姿を消した。巨漢で偏屈、ただし博覧強記で凄腕の漫画編集者、醍醐真司は、その調査に乗り出すことに。一方本業では、“女帝”とあだ名される大物漫画家と「邪馬台国」という難題に挑む。謎だらけのピースがすべてはまったとき、誰も見たことのない真実が掘り起こされる。『MASTERキートン』『PLUTO』『BILLY BAT』『クロコーチ』…数々の名作を手がけた漫画界のカリスマがすべてを注ぎ込んだ、知的愉悦に満ちた博覧強記ミステリ!

著者等紹介

長崎尚志[ナガサキタカシ]
作家、漫画原作者、漫画編集者。出版社勤務時代から様々な漫画作品の編集を担当し、週刊漫画雑誌の編集長も経験。後に退社しフリーとなる。2010年『アルタンタハー 東方見聞録奇譚』(講談社)で小説家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

130
読んでいると様々な感じが出てきます。浦沢直樹さんとの共同作の「Monster」のイメージが出てきたりと。4つの連作が収められていて少しづつつながりがでてきたりしています。特に最初と最後の作品が一つの中心的な物語となっているのでしょう。前の作品も読んでいるのですが、つながりがあまりないような気がしました。しかし煎餅の銘柄が出てくるのはあまりないですよね。2015/12/21

hnzwd

49
映画、小説、漫画等、博覧強記のフリー漫画編集者がその知識を使って謎を解くシリーズ第二弾。第一弾の凸凹コンビは今回は登場せず。デビュー時に書いた漫画作品が現実の出来事とリンクして、、っていうスタイルは前作にも近い感じ。邪馬台国の比定も盛り込んでいるんですが、こっちは現実の事件とのリンクは少なく、説としても衝撃は薄め。作者自身大きな謎とは思っていないのかも。2015/08/15

ゆう

28
図書館本。シリーズ2作目。前作の元刑事現探偵は相棒な訳ではなかったのね。失踪したホラー漫画家、落ち目ぎりぎりがけっぷちの女帝漫画家の邪馬台国話など4つの話で今回は短編集なのねと読んでたらと思ってたらいろいろ繋がりを持っていた。今同じ本を頑張って読んでいる知人は「邪馬台国の話は心が折れて流し読み状態」と言っていたけど、私は結構興味深かったな。だだ、もっと絡んでくるかと思ったけど。2017/02/19

あっちゃん

25
連作短編風!前作が映像化のおかげで続編が出たのかは不明だけど期待していなかった続編だけに嬉しい(笑)前作より醍醐が人と打ち解けやすくなっていたのは残念だけど、シリーズ化になるのなら追わなきゃと思わせる作品!途中、邪馬台国のウンチクは歴史が苦手の私にはキツかった!2015/05/31

にゃるび

18
もう出ないと思ってた第2弾。優希さんが出なかったのでちょっと残念。短編集かと思いきや、最初の話と最後の話が繋がる構成に。アランくんとの何とも言えない友情の話が好きだ。 闇の少年の正体を解き明かすのは面白かったけど、醍醐さんだけだとアクションがないから、その分前の方が好きかもな〜 しかし、この闇の少年っていう題材は中々怖いので三津田信三辺りが書いたら結構良いかもと思ってしまった(笑)2015/05/30

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