出版社内容情報
脈々と伝わる神事、清々しい鎮守の森。そこに秘められた精神性とは何か――。二百人以上の神職を取材、「日本人の根源」に触れる神道ノンフィクション!
内容説明
鎮守の森に「何かが宿る」と感じ、魂が帰る場所があると考える日本人。その精神性の根底にあるものとは何か―。原発事故や秋葉原事件の地元の古社をはじめ、ブームに沸く伊勢、熊野、出雲、さらに宮中祭祀の最奥まで二百人以上の神職を取材、この国の「本来の姿」を問うノンフィクション。
目次
第1章 日々の営みのなかに根ざす誠心―感謝の思い、祈る心
第2章 自然を敬い、自然と共にあれ―「鎮守の森」に息づく日本の命脈
第3章 聖なるものへ近づくために―「禊ぎ」にこめられた清明正直
第4章 災厄から蘇る転換点―禍事を逆転に導く「祓へ」の効用
第5章 凛として、いまを生き切る―武士道精神と魂の帰る場所
第6章 海を越え、つながり合う―神道のもてなしの心と寛容性
第7章 守りつつ、切り拓く―神職たちの新たなる試みと挑戦
第8章 時空を超えて宿る神々―出雲、高千穂が紐解く神の座す場所
第9章 古くて新しい日本のかたち―熊野と伊勢に秘められた蘇りの力
第10章 崇高なる祈りの先にあるもの―宮中祭祀が映し出す永遠の祭
著者等紹介
山村明義[ヤマムラアキヨシ]
作家・ジャーナリスト。昭和35年熊本県生まれ。早稲田大学卒業後、雑誌記者を経て政治ジャーナリストとして日本の危機を取材する一方、全国の神職へのインタビューを重ねてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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