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出版社内容情報
これがマイノリティの生きる道!? 世間的な価値観からはみ出すふたりが、今のネット社会の気持ち悪さや、差別のしくみについて、縦横無尽に語り合う。
内容説明
世間的な価値観から大きくはみ出している“異端”のふたりが、震災で露わになった差別のしくみや、ネット社会の気持悪さを、舌鋒鋭くえぐり出す。
目次
第1章 震災で見た差別のしくみ(被災地で酒盛りを;大っ嫌いなやつのことを罵って元気になる ほか)
第2章 「情報化社会」の少数派として(「情報化社会」が怖い;コミュニケーションとは何か ほか)
第3章 誰がマイナーで、誰がメジャー?(テレビの言説をつくるもの;新聞はもっと主張を前面に出せ ほか)
最終章 マイノリティの生きる道(自覚の芽生え;「好きなように解釈してください」 ほか)
著者等紹介
マツコ・デラックス[マツコデラックス]
1972年、千葉県生まれ。美容専門学校を出て、ゲイ雑誌の編集部に勤務。その後、コラムニストに。「5時に夢中!」「ホンマでっか!?TV」「有田とマツコと男と女」「スター☆ドラフト会議」「マツコ&有吉の怒りの新党」等、多くのテレビ番組に出演
池田清彦[イケダキヨヒコ]
1947年、東京都生まれ。東京都立大学大学院生物学専攻博士課程修了。生物学者。現在、早稲田大学国際教養学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まーちゃん
41
ホンマでっか!?のお二人。マツコの幅広い興味と、それらについて常日頃から考えていることに驚く。池田先生の「超自然体」は羨ましい。震災、ネット社会、多数派・少数派、少数派の生きる道。ネット社会の進展を前に「人間が崩壊したきっかけはあれだった?」と、巨大な負の出来事として捉えるマツコ。プロセスが抜けて、間にあるマニュアルだけを教えてくれと言う今の若者たち。好きなことだけやるのは無理だとはっきり伝えた方がいい、という池田先生。共感・納得の平易な言葉がそこここにあって、読みやすく面白い。→2014/06/25
アーモンド
34
お二人とも気ままで飾らず言いたい放題の印象だけれど、冷静に自己分析してうまく生きているなぁと思う。全て同感ではないものの、大半はわかる気がする自分はやはりマイノリティーなのかもしれない(^^;;鋭い切り口で熱い対談だったが、最終章の小見出しが「どうせ死ぬ」だったのには笑った。2015/01/16
厩戸皇子そっくりおじさん・寺
31
文庫版が書店に並んでいるのを見て図書館で借りる。読みたい時が美味しい時である。フジテレビ『ホンマでっかTV』でお馴染みの組み合わせによる対談本。時々番組を見ているので、二人の声が浮かんできて楽しい読書だった。東日本大震災の後の対談なので、本の半分くらいはその話題が占めるが、対談の基本的テーマは差別とマイノリティではないかと思う。池田先生の意見は明快で頷く事しきり。マツコ・デラックスの言葉の中にあるたくさんの小さな悟りにも同感である。私は近頃すっかりマツコのファンだ。2014/05/10
宇宙猫
28
★★★ ともすると難しくなりがちな差別とかマイノリティの話がサラっと読み易い。2017/09/14
なお
24
マツコさんと池田清彦先生の対談。対談の時期の関係で震災や原発の話題が多め。テレビの中での掛け合いを見てるような感覚で読めました。卑怯でも何でも自分の立ち位置見つけて上手く振る舞えば楽に生きられるって考えには共感しました。それにしてもマツコさん、石原さんのことが相当嫌いなんですね。2014/09/28