卑怯を映す鏡―管見妄語

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  • サイズ B6判/ページ数 187p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103274094
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

いじめ自殺で責任逃れに邁進する輩、正義を振りかざし袋叩きに興じるマスコミ……。病める社会を一喝する、痛快辛口コラム集最新版!

卑怯者だけは許さない! 荒んだ世に向けられた著者の目に映ったものとは? 手加減なしで自殺にまで追い込む、陰湿ないじめとその責任逃れ。政治家・有名人の失態を見るや「正義」を振りかざし袋叩きにし、徹底的に追い込むマスコミ――。卑怯を忌む日本人の美徳はどこに行ってしまったのか。現代の病んだ精神を鋭い慧眼と独自のユーモアで研ぎ澄ます!「週刊新潮」人気連載の痛快コラム集、最新版!

内容説明

「かつて日本では卑怯が道徳の中枢にあった。『卑怯者』の烙印は『生きる価値がない』の意であり、武士にとっては切腹を意味した。」ところが見渡せば、陰湿ないじめとその責任逃れ、「正義」を振りかざすマスコミの袋叩き、市場原理主義という名の弱い者いじめ…世界中が病んでいる一大原因は卑怯感覚の欠如に他ならない。美徳を忘れた日本人へ。世に蔓延る「卑怯」を一喝。現代の病んだ精神に鋭い慧眼とユーモアでもの申す。

目次

第1章 日本が考えるより世界は醜い(ホンキー・トンク・ウィメン;増税論という“物の怪” ほか)
第2章 政治の不毛が続くわけ(国士は消えていく;歴史知らずして誇り持てず ほか)
第3章 切り捨てられる未来(ふとん礼讃;後楯が何より大切な国 ほか)
第4章 楽観的であれ(ノブレス・オブリージュ;涙の訪問客 ほか)
第5章 民主主義とはいやなもの(バークと福澤の叡智;今ここに在る奇跡 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

25
○同意な部分もあれば、同意できない部分もありますが、考えが一貫していて明快なため読んでいて面白いです。震災の影響はすごいなと感じました。2023/07/05

ちょん

19
相変わらずかわいい藤原さん。ユーモアの中にも厳しい意見が垣間見られて楽しく読了。マスコミの怖さや汚さ、もう一度目を開いて世界を見よう。2015/04/13

hanagon44

18
2011年7月以降に書かれたもので,東日本大震災後の大混乱の余波が多分に感じられる内容でした。相変わらずの藤原節炸裂で,ズバッと世相を斬ってあり爽快で,かつ自分の身も正さねばと思わされます。アメリカにおいて盛大に行われている中韓のロビー活動で一方的に貶められている日本。外交において貧弱な優等生主義・事なかれ主義で,主張すべきことをせずただ追従するだけの日本政府。国民の財産を,ハゲタカに差し出す日本政府。憂うだけでなく何かできることでアクションを起こさなければと思いました。とにかくマスコミには騙されない!2015/04/30

ZEPPELIN

3
TPPや増税の問題に関してはあまり賛成できないけれど、このように明確な意見を持つ人こそ国のリーダーになっていただきたい。けれど、リーダーになった途端に人が変わるのが我が国の伝統。ただ、政治家のレベルは有権者のレベルであるわけで、この点では国民も成長しなければいけない。いまだにどこの国のマスコミなのか分からないテレビ局や新聞社が複数あるなかで、単一の情報に惑わされず、多角的に判断する能力が国民側に求められている。鳩ぽっぽや、すっから菅のような人を二度と出さないために2014/06/13

yama1000

2
世に警笛をならす切り込みは鋭く、ユーモアを交えたりしながら、分かりやすく書かれている。多々共感。2020/10/26

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