管見妄語 大いなる暗愚

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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103274070
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

迷走する日本の愚かさを嘆きつつ、かつての美風を称え俗事に物事の本質を探る。縦横無尽な藤原節が冴え渡る! 『週刊新潮』連載コラム、待望の単行本化。

内容説明

大局観ないまま国民のご機嫌とりにいそしむ政治家たち。他人の不幸はお構いなし、己の利益にのみ躍起となる見苦しい民主主義。「惻隠」「羞恥」「捨身」といった、かつての美風を忘れつつある日本人―。愚かなる暗雲が垂れ込める今を憂い、その本質に鮮やかに、ときにユーモアもまじえ切り込む藤原節の真骨頂。

目次

第1章 歴史に何を学んだか(うなだれるドイツ;三十年ぶりのローマ ほか)
第2章 日本の底力(『国家の品格』の著者の品格;文化人の世渡り術 ほか)
第3章 政治家の役割(前提なくして結論なし;選挙の遺物 ほか)
第4章 人間の本質は変わらない(タックスペイヤー;年齢詐称 ほか)
第5章 文化の力(夫のストレス、妻のストレス;白い花が好きだった ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごへいもち

22
なぜこんなに専門外のことにも卓見?下らない本や交際に時間を使わないんだろうなぁ2019/04/07

hanagon44

10
2009年から2010年にかけての連載をまとめたもの。私がこの頃もっとも頭にきた「事業仕分け」に対するコラムを読み返すと,怒りがまた沸々と湧いてきた。衆愚政治と言われても仕方のない,パフォーマンス政治に踊らされていたあの頃。今は少しでもましになったのだろうか。藤原先生のコラムは多岐にわたり,ありきたりでないシャープでユニークな視点で様々に論じ,ハッとさせられたり,スッキリさせられたり,なるほどと思わされたり,炭酸のような刺激に満ちている。年代はバラバラになってしまったが,まだ読んでいない本も是非読みたい。2015/06/12

yama1000

3
「週刊新潮」に平成21年5月から連載されたコラム集の第一弾。鋭い独自の小気味良い視点と、サビの利いたユーモアを交えたコラムには大いに共感できた。読んでいる間はストレスなど関係なくなってしまう。2020/01/08

居酒家鑿藝

3
経済や財政観に関しては、同意できないところが多々あれど、まあ、こういうことを述べる人は少ないよな、と思っている。朝日の天声人語みたいな感覚で読むと良いかも。忙しくなけりゃ、1日で読める一冊。2016/09/25

Doraneko358

3
藤原さんの本は読んでいると非常に読みやすくてためになる。この人の文章はやはり上手い。非常に参考になる文章であった。2015/05/06

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