悲しみの島サハリン―戦後責任の背景

悲しみの島サハリン―戦後責任の背景

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  • サイズ B6判/ページ数 308p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103258087
  • NDC分類 369.37
  • Cコード C0095

内容説明

あれから五十年、もう命の時間はない、せめて故国の地に眠りたい―。朝鮮半島の無力な人々が、サハリン島に封じこめられるについては、いかなる経緯があったのか。感情論を排し、事実のみの記述によって描かれる悲しみの根源と現状。『閔妃暗殺』以来、日韓関係の歴史を検証してきた角田房子の、書下ろし問題作。

目次

ハバロフスクにて
真岡の海
サハリン州都
悲劇の背景
帰還運動の発端
樺太裁判
四十年目の死亡通知
社会主義国の壁
ボランティアと政治
内淵にて
民間外交の限界
超党派議員懇談会
朴魯学の死
ソウル・オリンピック後の展開
それでも故郷へ
新潟空港にて
空白後の夫と妻
長い旅は終らない
付記 政権交替

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

99
第二次世界大戦における朝鮮人の強制連行の真相と問題を扱った作品である。 サハリン残留朝鮮人の帰還活動の苦闘が 描かれる。 強制連行の罪は 日本にありながら、 外交の問題などで 一向に帰還が実現しない過程が丹念に描かれる。 外交の困難さを 改めて 実感する、作品だった。2023/06/27

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