わが祖国―禹博士の運命の種

わが祖国―禹博士の運命の種

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  • サイズ B6判/ページ数 329p/高さ 20X15cm
  • 商品コード 9784103258070
  • NDC分類 289
  • Cコード C0093

内容説明

“閔妃暗殺事件”に巻きこまれて日本へ亡命し、祖国からの刺客に殺された朝鮮軍人の遺児、禹長春博士。日本人を母として生まれ、第一級の育種学者の道を歩んだ禹博士は、52歳にして突然妻子を置いて渡韓、独立直後の父の国の農業指導に持てる力をふりしぼり、病いにたおれた……。父の国と母の国、禹博士はいずれを祖国に思い定めたか、それは何ゆえか。深く重い感動の物語!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ryoichi Ito

6
韓国農業の父と呼ばれる禹長春(1898-1959)(育種学者)の伝記。日本ではほとんど知られていないが,韓国国民で禹博士を知らない人はいないという。父は日本に亡命していた禹範善,母は日本人。東京帝大農科大学実科を卒業,農林省農業試験場でアブラナ科の育種で大きな成果を上げた。終戦後,独立した韓国からの強い要請で1950年韓国に渡り,農業研究所長として韓国近代農業の基礎を築いた。禹の四女・朝子は1958年に稲盛和夫(元京セラ会長)と結婚した。韓国にいた禹は結婚式には出ていないが,その前に稲盛と会っている。 2022/09/20

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