生きなおす力

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103223191
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

倒産、解雇、ワーキングプア、老々介護…この困難な時代を我々はいかに乗り越え、生きていけばいいのか。どうすれば大切なものを見極め、守っていけるのか。現実に打ちひしがれながらも懸命に再生した人たちを追うとともに、その背後に横たわる、現代社会の問題点を痛烈に説く。

目次

授乳中にメール これは虐待だ!
子どもとケータイ 規制だけで解決?
脳を壊すケータイ 親よ学校よ気づけ
子どもの心発見 ノーテレビ・デー
いいぞ、社長室に絵本!
非凡に生き抜く その力の源流は…
劇的に訪れる 生きなおす力
改悛と赦し 気づきの瞬間
兄、22歳の発心 83歳にして成就
政治家・官僚よ 衆生済度を歩め
空の安全を壊す 管制官禁固判決
倣慢ヤマトよ、アイヌに学べ

著者等紹介

柳田邦男[ヤナギダクニオ]
1936年栃木県生まれ。NHK記者を経てノンフィクション作家に。1972年『マッハの恐怖』で第3回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。95年『犠牲(サクリファイス) わが息子・脳死の11日』とノンフィクション・ジャンルの確立への貢献で、第43回菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

寛生

15
図書館で借りた本。柳田邦男らしい言葉の力に満ちた本。携帯やネット社会にかなりの警笛をならし、携帯でメールをする母親、子供の顔をみず、携帯に自らの顔を向ける母親を虐待とまで言い切るその姿勢に新鮮な声をきく。絵本を奨励し、何とか言葉を生き返らせようとする作家の姿勢は、かなりの力に満ちている。自らの次男の自殺の体験から湧き出る手記は、キリストの復活の意味を考えさせられる。倫理的にもかなり深いものがある。ただ、彼がこの本でいうところの死刑への姿勢はよく理解できない。2013/08/30

たこやき

4
柳田氏の妄想懐古主義エッセイ第5弾。薬害訴訟や航空機事故裁判などの部分は納得できるのだが、若者論や携帯電話、PCになると途端に思い込みだけで語り出してしまう。「人体実験をするわけにはいかない」というのは確かとしても『脳内汚染』のような科学的考察を放棄した、専門家の批判の多い説を鵜呑みにするのはいかがなものか2009/05/15

ソフトバンク

2
アメブロに書きました。 https://ameblo.jp/softank/entry-12419849881.html2018/11/06

yuka

2
もっともだと思う点もある反面、あまりに極端な論調に少し疑問を持つ。「ケイタイ依存の母親」というくくりは、実際に携帯に依存している母親ではなくて、それ以外のキチンと子育てをしなくては!と思っている母親を追い詰める表現のような気がする。2010/02/11

がんもどき

0
図書館本。初めのデジタルメディア批判がどっかいっちゃって、戻ってくるのかと思ったが戻ってこなくて、えっ、となった。調べるともともとああいうメディアには批判的なそうで、そっかーとなった。まあ言いたいことは分かったが、もう十年くらいしないとデジタルメディアの悪影響は目に見える形で出ないと思うから、それまではこのままの状態で進むだろう。2017/10/11

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