松本清張傑作選
松本清張傑作選 黒い手帖からのサイン―佐藤優オリジナルセレクション

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  • サイズ B6判/ページ数 290p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103204350
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

著者等紹介

松本清張[マツモトセイチョウ]
1909.12.21‐1992.8.4。福岡県企救郡板櫃村大字篠崎(現・北九州市小倉北区)に生れる。種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞を受賞。’67年吉川英治文学賞、’70年菊池寛賞、’90(平成2)年朝日賞受賞

佐藤優[サトウマサル]
1960(昭和35)年、埼玉県生まれ。作家、起訴休職外務事務官。’85年外務省入省。在ロシア連邦日本大使館などを経て、’95年(平成7)年から国際情報局分析第一課勤務。著書に『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』(毎日出版文化賞特別賞)、『自壊する帝国』(新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スノーマン

20
松本清張は戦国モノまで書いていたとは知らなかった。でもやっぱり昭和の匂いがするものが好きかも。電話交換手が出て来る『声』とか。その時代にしか起こり得ない事件にこそ、松本清張のぞわっとくる感じが似合う。2014/04/18

ジュール

4
松本清張の昭和20年から30年代を背景にした推理小説集。 当時の風俗が興味深い。 「張り込み」での刑事の出張も大変。2018/05/23

Hiro

1
これも佐藤優氏の言及がきっかけで読んでみたもの。清張はいろいろ読んできたが結局好きになれない。面白いことは面白いが読後いいものを読んだなあという満足感に乏しい。ひとつには作風や文体にユーモアやスマートさがないからではないか。最初は、弱い人間、邪悪な人間、不幸な生い立ちの人などが多く出てきて、気の滅入るような話が多いからかと思ったが、辻原登の同種の作品を読んでもそうは感じない。しかし一方で清張は身近で日常的で、三丁目の夕日的な懐かしさもあるし読み易いのでついつい手に取る。まさに火曜サスペンス劇場みたいに。2017/01/21

ちえ

1
松本清張は大好きたけど読んでない作品がたくさんあるので適当に借りたのですが、映画「清須会議」を見たばかりの私にとってはタ実にタイムリーな、秀吉やその家来にまつわる短編が3つも入っていて、予想以上に楽しめました。松本清張こんな歴史小説も書いていたんですね。2013/11/24

sumjin

1
清張の「黒い手帖」に残された小説の構想メモから作品となったものを、佐藤優が9作品チョイス。新たにタイトルを付けたオリジナル本。「共犯者」「殺意」「捜査外の条件」「声」「腹中の敵」「群疑」「山師」「点」「張込み」。メモがこんな作品に仕上がるのかと照らし合わせて読むと面白い。2011/03/29

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