出版社内容情報
夫・吉村昭と共に小説のため苦労した若き日々、故郷について、旅路の思い出、今もふと甦る夫の姿──。胸に沁み入る珠玉のエッセイ。夫・吉村昭と共に苦労した若き日々のことなど、懐かしい思い出を綴る一冊。作家として立つため共に必死で書き続けた若い頃。仕事以外に旅をしない夫の取材に連れ立った思い出の土地。「戦艦武蔵」「海鳴」などそれぞれが生み出した小説作品の創作秘話。故郷・福井への思い。そして今もふと甦る夫の姿――。88歳の著者が来し方に想いを馳せ、人生の哀歓をあたたかい視点で描いた珠玉のエッセイ集。
津村 節子[ツムラ セツコ]
内容説明
夫・吉村昭と共に小説のため苦労した若き日々、故郷について、旅路の思い出、小説を生んだもの。そして今もふと甦る夫の面影―。88歳の著者が人生の軌跡を綴る珠玉のエッセイ。
目次
1 夫の面影(号外;雪国の町 ほか)
2 小説を生んだもの(佐渡慕情;やきものを求めて ほか)
3 故郷からの風(四日間の奮闘;ある町の盛衰 ほか)
4 移ろう日々の中で(箱根一人旅;二十八組の洗濯挟み ほか)
著者等紹介
津村節子[ツムラセツコ]
1928(昭和3)年、福井市生れ。学習院短期大学国文科卒。在学中より小説を発表し、64年「さい果て」で新潮社同人雑誌賞、65年「玩具」で芥川賞、90年『流星雨』で女流文学賞、98年『智恵子飛ぶ』で芸術選奨文部大臣賞、2011年「異郷」で川端康成文学賞を受賞。日本芸術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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