出版社内容情報
イタリアに暮らして四十年。折々に綴られた単行本未収録作品を中心に、長大な作品群を築いてきた「軌跡」を辿る名エッセイ集の誕生。
塩野七生は何をどう考え、書いてきたのか――はじめて明かされる創造の流儀。地中海はインターネットでは絶対にわからない。陽光を浴び、風に吹かれ、大気を胸深く吸う必要がある――。イタリアに暮らして四十余年、『ローマ人の物語』をめぐる秘話や異国から送る日本人へのメッセージ、忘れ得ぬ友人たちとの交歓。折々に綴られた単行本未収録エッセイで辿る、歴史作家の思考方法。
内容説明
地中海はインターネットでは絶対にわからない。陽光を浴び、風に吹かれ、大気を胸深く吸う必要がある―。イタリアに暮らして四十余年。歴史大作『ローマ人の物語』の秘話、異国から送る日本人へのメッセージ、忘れられぬ友人たちとの交歓、そして歴史作家としての矜持…。長大な作品群を築いてきた軌跡を辿る名エッセイ集の誕生。
目次
第1章 地中海に生きる(地中海へようこそ;脚にも表情はある! ほか)
第2章 日本人を外から見ると(日本人・このおかしなおかしな親切;おとなになること ほか)
第3章 ローマ、わが愛(都市物語ローマ;ティベリウス帝の肖像 ほか)
第4章 忘れ得ぬ人びと(拝啓マキアヴェッリ様;高坂正堯は、なぜ衰亡を論じたのか ほか)
第5章 仕事の周辺(偽物づくりの告白;鴎外が書き遺さなかったこと ほか)
著者等紹介
塩野七生[シオノナナミ]
1937年7月、東京に生れる。学習院大学文学部哲学科卒業後、63年から68年にかけて、イタリアに遊びつつ学んだ。68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。82年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。83年、菊池寛賞。93年、『ローマ人の物語1』により新潮学芸賞。99年、司馬遼太郎賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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