出版社内容情報
「世界は球の如しゆえに、これを地球という」 漂流、冒険、外交、放浪……江戸時代の昔から、日本人は世界一周の大ベテランだった!
まさか夢にも思わなかったよ。この地面と海が「球」だったなんて! 江戸時代、嵐で行方不明となるも、11年後、生きて帰ってきた石巻の船乗り。明治期、日本初の個人世界一周を「無銭旅行」で達成した豊橋の帽子屋。みんな世界をグルリと回って戻ってきた。なんと、この世は「球」だったのである! まだ「地球」の概念すらなかった時代に、世界一周を成し遂げた御先祖様たちの、感動の記録集!
内容説明
個人初の世界一周は、明治三四年、愛知県の帽子屋・中村直吉。しかも「無銭旅行」!日本初の世界一周パック旅行は、朝日新聞社主催!明治四一年、五六名参加!「八十日間」どころじゃない、トンデモ小説『十日間世界一周』があった!漂流、公務、無銭旅行、パック旅行…「地球」の概念なき時代に果敢にも世界を一周した日本人の雄姿を見よ!「ご先祖様」シリーズ最新刊。
目次
第1章 大航海時代と日本人
第2章 漂流民たちの世界一周
第3章 公務で世界一周
第4章 東西の世界一周本を読む
第5章 風来坊の世界一周無銭旅行
第6章 知識人の世界一周視察旅行
第7章 日本初の世界一周パック旅行
第8章 世界一周訓練航海
著者等紹介
熊田忠雄[クマダタダオ]
1948年、福島県生れ。早稲田大学卒業後、1970年にニッポン放送入社。報道部記者、報道部長、編成局長、取締役を経て、2005年退社。現在は、海外雄飛した日本人の姿を追う歴史読み物を中心に、執筆・講演活動を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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