出版社内容情報
「日本へ帰りたい・・・」望郷の念に駆られながらも異国で生き抜いた日本人たち!我らがご先祖様たちは、日本人の誇りを忘れず海の彼方で見事に生き抜いていた!大好評『そこに日本人がいた!』に続く痛快歴史読み物第二弾登場!
内容説明
明治時代、アルゼンチンに日本人SL運転士がいた。まだまだいるど、海を渡ったわれらがご先祖様たち。
目次
グアテマラ/アンティグア
シンガポール
デンマーク/コペンハーゲン
ケニヤ/ナイロビ
カナダ/バンクーバー
スロヴェニア/リュブリャーナ
アルゼンチン/コルドバ
エジプト/ポートサイド
アメリカ/サンフランシスコ
フランス/パリ
ロシア/サンクトペテルブルク
オマーン/マスカット
アメリカ/ボストン
マルタ・ジブラルタル
イラン/テヘラン
著者等紹介
熊田忠雄[クマダタダオ]
1948年、福島県生れ。早稲田大学商学部卒業後、1970年、(株)ニッポン放送入社。報道部記者、報道部長、総務局長、編成局長、取締役を経て、2005年退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mazda
35
諸外国にわたった、最初の日本人についてのお話。歴史を紐解いていくと、100年くらい前に最初の人だと思っていたら、実ははるか遠い昔にその国に行った日本人がいた、といった感じの話がありました。パイオニアはこんな人でした、といった内容で、さらっと読めました。2014/11/05
tecchan
1
世界各地に最初に渡った日本人。江戸から明治にかけ、漂流や奴隷のように自らの意思によらない渡航、放浪・探検・出稼ぎなどの自らの意思に基づくものなど、海外で活躍した日本人の足跡を訪ねる。それにしても、鎖国等の制限下、将来の保証もなく、未知の世界へ飛び出していった有名・無名の日本人の勇気に感動する。2017/11/13
むっち
1
前作に続いておもしろかったですね。個人的にはロシアサンクトペテルブルグの増田甲斎という人物が気になる。初の日ロ辞典を編集したこの人が下掛川藩のお部屋番(スパイ?)だったというのもおもしろい。ポルトガル商人に売買されていた天正少年使節団がみた日本人奴隷というのも確かに気になる。2011/06/25