内容説明
『ローマ人の物語』を100倍楽しく読むために。「全15巻ビジュアル総集編」登場。「塩野七生の散歩道」、「ロングインタビュー」特別収録。
目次
グラフ1 塩野七生の散歩道
グラフ2 皇帝たちの愛した街
ビジュアル 『ローマ人の物語』を訪ねる
特別対談 「神々」のご加護で、書き続けられた
ロング・インタビュー なぜ、ローマ人は「寛容」だったのか?
グラフ3 帝国の属州を歩く
グラフ4 “ローマ人”と友達になるための美術館巡り
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nat
44
図書館本。ローマ人の物語を駆け足で予習。イギリスの「ハドリアヌスの防壁バス」面白そう。本当に二千年前にローマ兵たちはよくもまあこんな遠くまでやって来たものだ!カラー写真満載で楽しめた。2021/08/04
U
39
執筆後のインタビューが巻末に掲載と知り立ち読み。「安住っていうのは、頭にも体にもよくないんですよ。それが、私の生き方」あるものを徹底的に活用する。もう一回やり直すチャンスを与える、寛容さ。古代ローマ人の性向を思い出しながらよみました。取材についての内容が興味深かった。旅行記にすると頭の中で泳がせていたものが拘束されてしまう。鮪の切り身は料理別に切り分けず塊のままおいておくのがいい、というたとえには納得。カメラではなく、自分の目にやきつける、感じる。塩野さんの「所行」の賜物がよめるのはほんとうに有り難い。2016/12/10
まちゃ
37
[再読]久しぶりに手に取りました。『ローマ人の物語』を読んだ頃を思い出しました。ローマ帝国の遺跡、都市、美術館のカラー写真が多数収録されていて、こんな時期ですが旅したくなりました。地中海の碧い海に惹かれて。 /【『ローマ人の物語』で印象に残っている言葉】寛容(Clementia)、ノブレス・オブリージュ(noblesse oblige)2020/05/19
シュラフ
30
『ローマ人の物語』全15冊の完結に伴うガイドブック。総集編的なまとめ方をしてあり、『ローマ人の物語』の全体像を把握するのによい。ローマ帝国の歴史は(その起源を含め)紀元前753年から486年と長いのでローマ帝国全史が通史として書かれた例はなく、この『ローマ人の物語』の完成は偉業ということらしい。対談にある塩野七生の仕事術が興味深い。もともと東大に落ちて入った学習院大でリベラル・アーツを勉強したことが幸運。ローマで子育てしながら資料収集して著作に励む。資料整理はせずに仕事整理でローマに集中。参考になるお話。2017/02/04
Tomoichi
20
あんなに一所懸命に全巻読んだのに忘れてる。まあローマ人の皇帝の名前を全部覚えられないけど。。。復習に最適で写真も豊富で楽しめます。老後にローマ遺跡を周りたくなります。2020/04/28