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マイノリティーの拳―世界チャンピオンの光と闇

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103019718
  • NDC分類 788.3
  • Cコード C0075

内容説明

かつて世界の頂点に君臨した「黒い肌」のボクサーたち。名誉を背にリングを降りた彼らを待っていたのは、栄光ゆえの過酷な現実だった。過去を引き摺りながらの新たな生活、その日々の中で再び抱いた夢とは何か?―5人の元「チャンピオンズ」の生き様を描くヒューマン・ノンフィクション。

目次

第1章 同じ師を持つ2人のチャンプ―ホセ・トーレス/マイク・タイソン
第2章 45歳のカムバック―アイラン・バークレー
第3章 父(ダディー)―ティム・ウィザスプーン
第4章 セカンド・チャンス―ジョージ・フォアマン

著者等紹介

林壮一[ハヤシソウイチ]
1969(昭和44)年、埼玉県生まれ。東京経済大学卒。大学在学時にワタナベジムに所属し、ジュニアライト級でプロテストに合格するが、左肘のケガで挫折。週刊誌の記者を経て、ノンフィクションライターに。1996(平成8)年、渡米。ネヴァダ州立大学リノ校ジャーナリズム学部プリントメディア学科で10科目を履修。2005年には現地の公立高校で非常勤講師を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sasha

5
差別と貧困に晒され、犯罪と隣り合わせの環境から拳を武器に世界の頂点に立ったボクシングの世界チャンピオンたち。しかし、その後に待っていたのは厳しい現実。セカンド・チャンスを掴んで安定した生活を送る者もいれば、生活の為に老いた肉体に鞭打ってリングに上がり続ける者もいる。元チャンピオンたちと交流を深めた著者の視線は温かく、ボクシングに対する深い愛情が伝わって来る。素敵なノンフィクションを読ませて頂いた。有難う。2014/05/03

二階堂聖

4
ボクシングヘビー級世界王者の引退後も含めた現実は…という本。タイソン…となること必至。ボクシング好きは必読。『ボクサーにとって最も大事なのは、自信だ。自信を持たずして、リングに上がる資格はない。(P24)』2017/04/28

きみどり

4
映画『クリード』を観た余熱で、積ん読だったこの本を読んだけれど、現実のボクサーの世界はかくも残酷なのか...。2016/09/25

Yoko Kakutani 角谷洋子/K

2
黒人ボクサーの多くが赤貧にあえぎ、治安の悪いゲットーでどうにか生き延びる幼少時代をおくり、自らの拳に立身出世の望みをかける。ボクサーとして大成しても悪徳プロモーターにむしり取られ、大して稼げないまま、ボロボロの身体で世間に放り出される男たち。そんな黒人ボクサーの現実を他所に、フィクションの世界では増長した黒人ボクサーに一矢報いる白人男の物語『ロッキー』が人気を博す。この時代を生き抜いた黒人ボクサーの気持ちはいかばかりかと思うと、胸が痛んだ。2021/06/01

ケロたん

2
ヘビー級チャンピオンの栄光と没落。タイソンがエキシビジョンマッチをするが、お金に困っているやろな。2020/11/28

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