出版社内容情報
プロ野球を追放され、少年野球の世界で再生した元投手。全てのタイトルを失った後、生涯の名手を放った棋士。ワールドカップでの不運を糧としたラガーマン。組織を追われ独力で名伯楽となったシンクロコーチ。生命の危機に瀬してもなお山を目指す登山家・・・・・・。人物ノンフィクションの名手が満を持して放つ。
内容説明
プロ野球を追放され、少年野球の世界で再生した元投手。全てのタイトルを失った後に、生涯の名手を放った棋士。ワールドカップでの不運を糧としたラガーマン。組織を追われ、独力で名伯楽となったシンクロコーチ。生命の危機に瀕しても、なお山を目指す登山家…人物ルポの名手の最新傑作集。
目次
幻の史上最速投手―森安敏明(元プロ野球選手)
閃光、走る―村田亙(ラガーマン)
美の成熟―谷川浩司(棋士)
泥沼に花ありて―井村雅代(シンクロ・コーチ)
登攀―山野井泰史(登山家)
著者等紹介
後藤正治[ゴトウマサハル]
1946年京都市生まれ。72年京都大学農学部卒。ノンフィクション作家。85年『空白の軌跡』で第4回潮ノンフィクション賞、90年『遠いリング』で第12回講談社ノンフィクション賞、95年『リターンマッチ』で第26回大宅壮一ノンフィクション賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けいちゃっぷ
2
この本は読んだ人に勇気を与えてくれることでしょう。 2006/04/15
アジャ
1
江夏を題材にした牙以来の、後藤さん作品。スポーツものばかりと思っていたのですが、将棋や登山など、作者の綿密な取材と思い入れが感じられました。山野井さんの関係書探そう。2020/05/02
4545
1
山野井泰史が読みたくて選んだノンフィクション。知っていることばかりだったが、「クライマーの生死は大自然が決定しているのではなく、クライマー自身が決めているのだと肝に銘じながら」と言うのが良かった。それ以外の、森安敏明(元プロ野球選手)、村田亙(ラガーマン)、谷川浩司(棋士)、井村雅代(シンクロ・コーチ)は知らないことばかりで面白く読めた。読みながら、沢木耕太郎だったらどう書いただろうと思うことがしばしば。2016/04/17
まりーな
0
以前、江夏が最速投手として森安の名前を挙げていたのが記憶に残っていたので、読んでみた。 他に谷川浩司や山野井泰史らも取り上げられており、どれも読み応えがあった。2017/11/18
TAKAMURA
0
最終章だけ(登山家 山野井さん)よみました。2016/06/10