新潮oh!文庫<br> 裏本時代

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新潮oh!文庫
裏本時代

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  • サイズ 文庫判/ページ数 366p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102900505
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

「裏本」を生み「裏本」と心中した、’80年代のブラックなカリスマ村西とおると女たち。時代の徒花「裏本」の興亡伝説が、あつくスキャンダラスによみがえる。80年代アンダーグラウンドカルチャーの熱い原点。

目次

第1章 すべては裏本「信濃川」の制作からはじまった
第2章 闇の出版ビジネスと「会長」の野望
第3章 裏本の流通ルートを利用する一大計画
第4章 写真雑誌「スクランブル」の創刊
第5章 「FOCUS」編集長隠し撮り騒動
第6章 スキャンダルとトラブルの日々
第7章 資金を絶たれた編集部の苦悩
第8章 「スクランブル」の休刊と裏本王国の崩壊

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

緋莢

14
1980年代。ブームとなった「裏本」。制作・販売に関わり、48店舗を擁する北大神田書店グループの会長である草野と出会った著者は、裏本制作を経て、写真週刊誌「スクランブルPHOTO」に関わっていく。話題となるも、徐々に暗雲がたちこめていき・・・2017/03/15

0607xxx

10
前から気になってはいたが、Netflixの「全裸監督」を観てすぐに購入した一冊。裏本制作から始まり、後にAV監督として表社会に顔を出すことになる村西とおるとの出会いなどなど、著者が過ごした1982年~83年の1年間は、誰もが経験できない濃くて熱い日々だろう。面白くて夢中になって読み進めた。続編となる「AV時代」も読み返そうと思う。2019/08/15

エヌる@遅れてきたルーキー

1
エネルギーに満ち溢れた人たちのアングラな世界。うらやましく思える。2023/04/15

No.9

1
裏本制作とスキャンダル雑誌、という世間の良識からはみ出して生きる奴らのむせかえる熱気と野心。草野会長を中心とした擬似家族が段々と崩壊する様が切なく。この本の数年後、どん底から草野会長が「村西とおる」として大復活を遂げるってどんだけのバイタリティなのか。思い出したのは『ブギーナイツ』。でも『ブギーナイツ』よりも面白い!!!2015/09/20

akuragitatata

0
カルト隔週刊誌『スクランブル』のもと編集長が書いた、80年代最大の闇カルチャーであった裏本と、その資金源だった村西とおると、それからめちゃくちゃな生活の日々。裏本については前半に触れられているのみ。27歳で編集長になれて、毎月300万円を人からもらって、大学生が原稿をもってきて、カメラマンが次々出入りして経理が美人でめちゃくちゃな人生があちこちに転がっていた。80年代はそういう時代だった。あとがきで種明かしがあるけれど、この本を作ったのは元『FOUCUS』の編集長だ。なにもかもがめちゃくちゃだった。愛。2017/06/25

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