内容説明
摩天楼から女が落ちてくる!建設中の高層ビルを視察中に転落事故を目の当たりにした建築家エヴァン・スコットは、他殺を確信し、独自に調査を進めた。彼は暗躍するインド系結社を突き止めるが、愛人が殺され、妨害工作が家族に及ぶと、ベトナム戦争で負った心の傷を抱えながらも凶悪な犯罪組織と真っ向から対決する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tom
1
古本屋で105円で買ったサスペンス。ちょっとしたお値打ち本だけど、平成9年刊行だから、今となっては読む人いないだろうなあ。インドの秘密結社の残党との偶然から始まった戦いの話。テンポが速い。後半は一気読み。まあ、ストーリーとしては、ありふれた展開なのだけど、アメリカのハイソの生活も見えてきて、香り付けになっている。2011/06/09
睡
0
莫大な資産を引き継ぎ、NYの建築事務所でデザイナーとして働き、美しい妻と娘を持ち、自らも申し分のない外観を持ち、一見何不自由なく生きてきたエヴァン・スコットはしかし、多くのベトナム帰還兵と同じく胸の中に大きな空虚を抱えていて、それは彼の言動すべてに少なからぬ影響を及ぼしている……もう少し引っ張られたら、はいはいそうですかーと本を閉じたくなるところだけれど、勿論そうはならないのがミッチェル・スミス。相変わらず登場人物全員が実在してるとしか思えない世界の片隅で、ちらっと登場するエリー・クラインに拍手!2011/10/02
popup_snow
0
ほとんど動きのない前半の200Pと怒涛の後半の400P。すごい迫力の小説だった。2010/10/06
丰
0
Y-102007/03/01
Ryosuke
0
竹2008/06/05