内容説明
ラメックはソ連から来た狙撃手の訓練と、ボツリヌス菌カプセルの運び屋をCIA局員から命じられる。ソ連も何らかの形でこの計画に絡んでいるのか?手段は射殺なのか、それとも毒殺なのか?アメリカでは反カストロ派の亡命キューバ人が祖国奪還のため蠢動している。詳細を知らされていないラメックは、敵味方もわからぬまま、歴史が大きく動く瞬間へと引き寄せられるが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GaGa
37
油断した。なるほどね、そういう事だったのかと思うと、今後おこることについて、教授はなんとも複雑な思いにかられることだろうな、などと考えてしまう。初めて読む作家でしたが、面白かったです。読みやすいし。先に書かれた「ルーズベルト暗殺計画」もいつか読みます。あ、下巻は注釈は必ず読み終わってから読んだ方がいいです(作者の注意書きもあるが、念のため)2011/11/18
k.kishida
4
キューバとの国交回復記念に読んでみました。(笑)著者の脚色はあるものの大まかな部分は事実だというアメリカ(CIA)によるカストロ暗殺謀略事件。今でもアメリカという国は自国の利益(1%の富を支配するものの利益)のために、海外で色々よからぬことをしているんだろうなと納得しながら読み終えました。2016/11/03
ろびん
2
んん、結構あっさり終わってしまった。2018/01/13
sagatak
1
キューバ旅行以来いろいろ興味がでてきて読んだ。地名、街の雰囲気が分かるので面白い。ラムは7年ものが最高ということもわかった。 さて、ストーリーは... いろいろなどんでん返しが起こり、目まぐるしいが、実際にも世界はこんなふうに動いているのだろうと思わせる、説得力あり。実際の暗殺計画をいろいろ組み合わせて一連のストーリーにもっていってあるようだ。 最後に、ほぅ、とにおわせるところで終わるところもにくい。2010/07/04
etoman
1
後半は山場一杯で上巻よりは楽しめた。けどなあ、自分の命と引き換えにしてそこまでやるか?と思ってしまうと、イマイチのめり込めず2010/06/12