感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
jima_1965
2
「SS-GB」もそうだけど、イギリス人って自国が占領されたらというIFものが好きですね。それだけ、冷戦下では切実だし、実際第二次世界大戦の時はなりかねなかったということなんでしょうけど。本書も、90年代という設定が今からすると何だかねということになるけど、80年代には未来の話だったのだ。残置諜者という設定は、ほかにもギャビン・ライアル「クロッカスの反乱」でも具体的な訓練課程として出ていたり、イギリス人のリアリストぶりというか、本気で戦争をやっている国は違うと思った。
