内容説明
人はなぜ自殺するのか。人生に絶望して?そうではない。大半は心に病を抱え、その病こそが人を死へと駆り立てるのだ―。名門大学医学部教授で全米屈指の臨床心理学者が、自殺衝動と闘い続けた経験を元に解説する自殺の歴史、各国文化の比較、芥川を含む遺書の研究から報道の影響、各科学分野の最新成果まで。自殺はどうすれば防げるのか?現代人必読。
目次
1 自殺を理解するために(死はすぐそこに―自殺の歴史とその全体像;心の騒乱の測る―自殺とは何か)
2 自殺の心理と精神病理(照明を下ろし、明かりを消そう―自殺の心理;絶望という名の重荷―精神病理と自殺 ほか)
3 自殺の生物学(水底深く―遺伝学的・進化論的全体像;人間という生物―神経生物学と神経病理学)
4 自殺を防止するには(控えめな魔法の力―治療と予防;社会として―公衆衛生 ほか)
著者等紹介
ジャミソン,ケイ[ジャミソン,ケイ][Jamison,Kay Redfield]
1946年生れ。ジョンズ・ホプキンズ大学医学部精神科教授。UCLA感情障害クリニック前所長。’95年、躁うつ病患者としての自らの半生と研究・臨床生活をつづった『躁うつ病を生きる』(新曜社)がベストセラーに。「全米ベストドクターズ」に選ばれ、アメリカ自殺防止財団研究賞のほか受賞多数。スコットランドのセント・アンドリューズ大学英文学名誉教授でもある。全米有数の臨床心理学者
亀井よし子[カメイヨシコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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