新潮文庫
魔が解き放たれる夜に

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  • サイズ 文庫判/ページ数 455p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102166208
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

クラスの人気者アンドリアが無惨な死を遂げて以来、7歳だったエリーは、姉との秘密を誰にも明かさなかったことを悔やみ続けてきた。犯罪調査記者となった今も―。憎むべき男は姉の命だけでなく、父も母も彼女から奪った。二人は痛手から立ち直れなかったのだ。魔物は近く仮釈放される。エリーは独自に再調査を進め、葬られた真実をネット公開し始める…。

著者等紹介

クラーク,メアリ・ヒギンズ[クラーク,メアリヒギンズ][Clark,Mary Higgins]
1929年ニューヨーク生れ。幼な馴染の夫と死別後、ラジオのプロデューサーとして働きながら5人の子を育てた。’77年『誰かが見ている』でベストセラー作家となり、速い場面転換と視覚的サスペンスに富んだ描写で多くのファンを魅了している

安原和見[ヤスハラカズミ]
鹿児島生れ。東京大学卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナオ

2
この方の作風は裁判などの司法がベースに盛り込まれているので、著者は女性でもあるし、なんとなく海外版宮部みゆきだと思っている。もっとも、宮部さんは非現実的要素も仕込んでくるのでそこが二人の相違点ではある。安原さん単独の翻訳は初めて読んだが、とても読みやすかった。これは、犯罪を許さず正義を掲げて真実を問いただすと共に、失われた家族の絆を取り戻す再生の物語。2017/04/07

ラス太

2
それほど劇的なミステリというわけではないけれど、殺人事件の被害者家族の苦悩がよく伝わってくる。素晴らしい作品だとは思う反面、証拠やミステリの核部分はおざなり。70点。2013/07/18

kama

2
★★★ 始まりは上出来。あとはミステリーとしては単純で安易ながら(もう一人の容疑者あたりが不満か)登場人物やエピソードが当然ながらうまいもんで楽しめました。2012/05/18

DERIA

1
完全犯罪をもくろむものはケチってはいけない!2014/06/23

たま

1
最初から犯人が分かっているタイプの物語なので、ミステリー色はそんなに強くないが、主人公の心の葛藤を追っていくのが楽しくて、一気に読んでしまった。タイトルに惹かれて購入した私が言うのもなんだが、後書きに書いてあった原題の方が雰囲気にあっていて良かったと思う。2014/02/22

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