新潮文庫<br> ケインとアベル〈上〉 (改版)

個数:
  • ポイントキャンペーン

新潮文庫
ケインとアベル〈上〉 (改版)

  • ウェブストアに21冊在庫がございます。(2024年04月28日 01時06分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 512p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102161036
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

1906年、ポーランドの片田舎で私生児として生れたヴワデクは、極貧の猟師に引きとられた。時を同じくしてボストンの名門ケイン家に生れたウィリアムは、祝福された人生を歩み始めた。ドイツの侵攻で祖国も肉親も失ったヴワデクは、数奇な放浪の旅の果て、無一文の移民としてアメリカに辿りつき、アベルと改名した。「三作目が勝負」と明言した著者が、満を持して発表する大作。

内容説明

1906年、ポーランドの片田舎で私生児として生れたヴワデクは、極貧の猟師に引きとられた。時を同じくしてボストンの名門ケイン家に生れたウィリアムは、祝福された人生を歩み始めた。ドイツの侵攻で祖国も肉親も失ったヴワデクは、数奇な放浪の旅の果て、無一文の移民としてアメリカに辿りつき、アベルと改名した。「三作目が勝負」と明言した著者が、満を持して発表する大作。

著者等紹介

アーチャー,ジェフリー[アーチャー,ジェフリー][Archer,Jeffrey]
1940年英国生れ。’66年に大ロンドン市議会議員として政界デビュー、’69年には最年少議員として下院入りを果した。一代貴族(ロード)

永井淳[ナガイジュン]
1935年秋田生れ。埼玉大学卒業後、編集者を経て翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

414
タイトル通りにケインとアベルの物語が交互に語られる。ジェフリー・ア-チャーの長編を読むのは初めてだが、この作家はこうした手法を得意としているらしい。父親を早くに亡くした以外はあらゆる点で恵まれた、典型的な東部エスタブリッシュのケイン。方や何度もの生命の危機を経て、アメリカに渡ってきたポーランド移民のアベル。二人が交錯するのは250ページを過ぎてからようやくのこと。展開はきわめてスリリングで主人公の2人もそれぞれに魅力的。下巻でアベルがどこまでのし上がるのか、大いに期待しつつ。2022/12/19

のっち♬

96
20世紀初頭、ポーランドで私生児として生まれたヴワデグとアメリカで上流階層の御曹司として生まれたウィリアムの人生を交錯させながら話は進む。タイタニック事故で父親を亡くたりと家庭に不幸が襲うウィリアムも波瀾万丈だが、第一次大戦とポーランド・ソ連戦争により身内を失い強制収容所に送られるヴワデグの少年時代が特に壮絶で、貧困や暴力など序盤から重苦しい雰囲気が漂っている。まさにどん底の状態から這い上がっていく二人の男たちに寄り添う『サーガ』作品。スケール感のある緻密な構成とテンポの良い語りで勝負に出た著者の三作目。2019/03/25

Willie the Wildcat

91
主人公たちの生い立ちを丁寧に描き、プラザでの”初対面”の場面を迎える。そして「いよいよこれから始まる!」という、今後の展開に期待も高まる。表層的には大恐慌が対峙のトリガーだが、深層的には主人公たちの対極的な生い立ちによる差異が影響している感。アメリカで昨今顕著な”分断”にも起因している気が、どうにもしてしまう。一方、両者の共通項は、たゆまぬ努力であり、常に自身への誇りと希望を持つ姿勢。度重なる逆境を如何に乗り越えて運命を切り拓くのか、そして2つの運命が交錯していくのか。下巻が楽しみ。2020/12/27

ケイ

80
ポーランドでの出来事は先が気になって読み進んだけれど、アメリカで平行して進む話は、ちょっと荒唐無稽に過ぎないかなあ。登場人物の行動にがっかりすることが多く、のめりこめず、読むのに時間がかかった。とにかく、下巻を読んでしまおう。2014/12/06

at-sushi@ナートゥをご存知か?

77
猟師に拾われ貴種流離譚の典型のような辛酸を舐め尽くすポーランド人・アベル。片やボストンの銀行の跡取り息子としてエリート街道を進むケイン。真逆の境遇に育った二人が、やがて宿敵のように対立する立場で邂逅する。一章ごとに起きる波瀾の連続に読む手が止まらない。これぞ通俗小説の王道。いやぁ、王道ってイイものですねぇ~。下巻へ。2021/01/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/574953
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。