新潮文庫
「一流」をつくる法則

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  • サイズ 文庫判/ページ数 243p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101489254
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0195

内容説明

勝ち残る組織には優秀な才能が必要だ。しかし強い集団には個人の才能より先に、ある共通のシステムが存在した。殺しても生き返る猿飛佐助、漫画家の先鋭が集うトキワ荘、天才が輩出した理化学研究所―歴史に名を刻む古今の勝ち組を検証し見えてきたのは、「基本技の共有」というコンセプト。どんな時代をも生き抜く力の、意外な本質とは。

目次

猿飛佐助は個性を超える
ヨハン・クライフとカルロス・ゴーン
世界的音楽家を輩出した齋藤メソッド
奨励会というスーパー教育システム
サッカー選手養成組織清水FC
宝塚音楽学校の密封錬金術
藩校の教育力
スター誕生!
漫画家の青春溶鉱炉
週刊マンガ誌という怪物
「なにを研究してもいい」理研を育てた太っ腹キャラ

著者等紹介

齋藤孝[サイトウタカシ]
1960(昭和35)年、静岡生れ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション技法。『身体感覚を取り戻す』(新潮学芸賞)、『声に出して読みたい日本語』(毎日出版文化賞特別賞)など著書多数。NHK教育テレビ『にほんごであそぼ』の企画・監修もつとめている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しょうち

3
3年前に買って社会人になる今読むとまた違った見方ができた。 それは集団のシステムだ。新人の時から自分で仕組みを考えながら働いていこうと思えた。それは全体じゃなくても、同期だとかチーム単位でできることで、本書で言う猿飛佐助を少しずつ実現していくことで会社の優位性に繋がると思う。2014/01/15

とみやん📖

2
これは面白い。自分が悩んでいることへの回答のヒントに廻り合い、読書の醍醐味を思い出すことができた。テレビでみる齊藤氏は物腰柔らかく、優しい印象だが、文章は硬質で明快だ。そのギャップにまず驚き。次に、独自の切り口、分かりやすい豊富な事例での組織論の展開に感嘆。人材が綺羅のごとく登場する裏側には、単にタイミングの問題ではなく、然るべきシステムの存在があったことに得心した。2015/11/01

Kikuyo

2
天才は何もないところから生まれるのではない。しっかりとしたカリキュラムや工夫のある場から生まれる。個々の資質を高める集団のシステムについて、著者の幅広い読書や経験から語られる。サッカー界や漫画や藩校などを例に、ジャンルを越えて優れた人材を産み出す源は何なのか?を探っていく著者の教育欲は本当に大きい。2015/08/31

nom

2
「環境」って非常に大きな要素なんだなと実感。あとは「書く」ことの大切さ。この人の授業一回潜ってみたい。2013/01/13

yusuke_333

1
第2,4,5,9,10講のみ読了。一人の才能に頼っていては組織は継続しない。普通の人間をいかに一流に近づけていけるか、そのシステムを持っている組織のみが何十年何百年と続いていく組織。自分で考える人間を作る。人間教育。2013/06/16

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