新潮文庫
選りぬき一日一書

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 387p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101483153
  • NDC分類 728.04
  • Cコード C0171

内容説明

一月一日は「旦」…雲を表す「一」の上に姿を現した「日」、つまり朝の意味。そして大晦日は「去」…嫌な思いは捨て去り、来る年に希望を持ちましょう―書家・石川九楊が、日本や中国の文献から一日一字を選び、その字義や歴史文化、生活習慣を独特の語り口で紹介する。あなたの特別な日は何の字?楷書、行書、草書、篆刻、石刻…様々な書の魅力を毎日味わう日めくりエッセイ集。

著者等紹介

石川九楊[イシカワキュウヨウ]
1945(昭和20)年、福井県生れ。京都大学法学部卒業。書家。京都精華大学教授。’90(平成2)年『書の終焉―近代書史論』によりサントリー学芸賞、2002年『日本書史』により毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fukura

3
「目習い」2016/03/10

May

2
1月1日から12月31日までの日ごとに1書(一文字)を選び、簡単な解説とともに掲載した本。載せられている書は、甲骨文字のようなものから、小野道風、王義之など様々。書を嗜む人には、とても参考になるのかもしれない。ちなみに、6月9日は、初唐大宗皇帝時代の李懐琳の絶交書から「足」の一字。とても足には見えないが、「わずかに筆が傾き、筆毫が自然に開閉するところが見所」なのだそうだ。全然わからないけど、枕元において、気が付いたときにパラパラと読んでいる。2019/06/09

bittersweet symphony

1
京都新聞に3年ほど連載されていた、石川九楊(1945-)さんのその日にちなんだ字を古今の書家の作品からピックアップして、短いエッセイをつけたものをまとめた一冊。一字に絞って解説されても、楷書や隷書を除くと判読がほぼ不可能な状態のものがほとんどという奥深い世界。とくに中国書の通史的カオス(膨大な異字体・偏旁が流動したり回転したりする)が印象に残ります。副島種臣筆は抜き出しても破格に強烈なビジュアルイメージ。2013/02/14

fuchsia

0
2月10日が凄すぎます2010/01/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/375022
  • ご注意事項