新潮文庫
仕事と年齢にとらわれないイギリスの常識

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  • サイズ 文庫判/ページ数 281p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101481234
  • NDC分類 590
  • Cコード C0177

内容説明

仕事よりも家族や友人との時間を優先し、年を取っても行動力を失わず、やりたいことを追求する。こうしたイギリス人の生き方は、伝統的な個人主義に基づく優れた社会が支えています。一方日本では、老後の不安や生きがいの喪失に悩む中高年が増加中。今こそ英国流ライフスタイルを見習って、前向きに人生を楽しんでみませんか!イギリスに学ぶ、輝き続けるためのヒント。

目次

第1章 仕事とお金を生み出すスローライフ
第2章 いつまでも楽しみがつきない生き方の知恵
第3章 若さにしがみつく不安の本質
第4章 仕事ヌキの人生に価値はないか
第5章 日英でこんなに違う田舎暮らしの背景
第6章 いくつになっても好きな人に囲まれる環境作り
第7章 人生の幸せは勝ち負けでは決まらない

著者等紹介

井形慶子[イガタケイコ]
長崎県生れ。作家。大学在学中から出版社でインテリア雑誌の編集に携わる。その後、世界60ヶ国に流通する外国人向け情報誌「HIRAGANA TIMES」を創刊。28歳で出版社を立ち上げ、個性的な暮らしをテーマにした情報誌「ミスター・パートナー」を創刊し、現在同誌編集長。渡英経験は60回を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

智湖

11
年齢を重ねることに対して負の感情を持つ日本人と子育てからも解放されてより自由に人生を謳歌するイギリス人の老齢の方々の生き方に少なからず羨望する自分がいます。 それには自身の自立が不可欠だし、子離れし、夫婦、後には一人で暮らしていくことに対する強さももたなければなりません。 核家族化が進む日本とはいえ、親の子供に対する依存…日本人らしい親子の繋がりの深さでもありますが…それからも脱却しなければイギリス人のように強く楽しく人生をおくるのは難しいのでは。 考えさせられる本です。2017/06/02

tomoaki

8
イギリスのいいところと日本の悪いところだけをクローズアップしてる気がして、何度も内心反論したくなった。でも、素直な気持ちで著者の鋭い日英比較に耳を傾ければ、興味深く、考えさせられるところも多かった。2010/10/14

ヒロセ

5
イギリス、大人な国だなぁ~。憧れるな~。人生のバラエティーの多さが豊かさを生むっていうの、納得です。イギリスに造詣の深い著者だからこそ、様々なライフスタイルを実行されているイギリス人の例とか言葉が多くて面白かったです。2012/07/13

fiskmas

3
イギリス人の暮らしぶり、仕事観、生活への考え方、老後の生き方などを紹介したエッセイ。だが、イギリスをやや一面的に捉えすぎている気がする。よく考えもせずに「日本はだめ、イギリスを見習うべき」と述べているように感じた。日本にも日本の良さはあるし、イギリスといえども、この本に書かれていることが全てでは決してないだろう。ついでに、自分が読んだときは本文中の英語が間違っていた。"You are old enough to be patient."が正しい(本文はbeingとなっていた)。2009/11/09

愛奈 穂佳(あいだ ほのか)

1
【ココロの琴線に触れたコトバ】ある時、スープキッチンで働く老婦人があまりに忙しそうだったので、私は「大変ですね」と声をかけた。すると彼女は笑って片手をブラブラと振ってみせた。「とんでもない。私の片手はいつも誰かのために空けてあるのよ。必要とされればいつでも差し出せるようにね」。老婦人の言葉に私は思わず自分の両手を見つめたのであった。2016/01/08

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