内容説明
50歳過ぎの後半生に夢を実現し、大きな業績をあげた伊能忠敬。彼の足跡を世紀の変わり目の2年間をかけて辿り、日本中をくまなく歩き通した“伊能ウオーク”本部隊員たち。双方に自分の来し方を重ね合わせる著者は、人間らしさを取り戻す「歩く文化」を提唱し、たくさんの友人と15キロの体重減を勝ち取った。「人生を二度生きた男」たちから、満足できる自分の人生を志す人へ、力強いエール。
目次
旅立ち
伊能ウオーク出立
数字と星
試練
きみまち恋文ウオーク
不憫
極楽の景色
大阪ゴール
入門
歩いて痩せる生体実験
推歩先生の妻
本部隊員たち
将軍閲覧
夏の原
伊能大図ニッポン一周、そして大団円
著者等紹介
佐藤嘉尚[サトウヨシナオ]
1943(昭和18)年秋田県ニツ井町生れ。慶応義塾大中退。アワ・プラニング社長。日本ウオーキング協会理事。’71年より’80年まで月刊雑誌『面白半分』を発行。’72年「四畳半襖の下張」を掲載したことにより、猥褻文書頒布罪の容疑で作家の野坂昭如氏と摘発され、最高裁で罰金15万円の有罪判決を受ける
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