内容説明
小説家、エッセイスト、「本の雑誌」編集長、映画監督、写真家、「あやしい探検隊」隊長などなど、様々なジャンルで活躍し、世界中を駆け巡る椎名誠。本書はその広大な行動範囲と“漂流”の足跡を自ら振り返りながら、膨大な仕事の全貌を明らかにしたファン必読の一冊。幻の処女作品から、書下ろしエッセイ、未発表没原稿、完全自作ガイドまで、初公開の資料満載の文庫オリジナル作品。
目次
1 編
2 書
3 旅
4 撮
5 人
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
59
通勤のバス・電車の往復で、約350ページ分を読んでしまったという、リーダビリティの抜群さは特筆もの。バラエティに富んだというより、シーナさん自身いわく「ガラクタ雑貨店」のような内容だが、そこがまたおもしろくて飽きさせない。ガリ版の「月刊おれの足」など、半世紀の年月を経ているのに、大爆笑させられる。よくぞ影印本(笑)にしてくれました。それにしても沢野画伯の絵は、当時からあのタッチなんですねえ。2019/05/08
金吾
25
様々な側面をもつシーナさんの歴史を見ることができます。原点になるような話もあり面白かったです。全自作を語るも良かったです。2022/08/20
ソラ
8
内容(「BOOK」データベースより) 小説家、エッセイスト、「本の雑誌」編集長、映画監督、写真家、「あやしい探検隊」隊長などなど、様々なジャンルで活躍し、世界中を駆け巡る椎名誠。本書はその広大な行動範囲と“漂流”の足跡を自ら振り返りながら、膨大な仕事の全貌を明らかにしたファン必読の一冊。幻の処女作品から、書下ろしエッセイ、未発表没原稿、完全自作ガイドまで、初公開の資料満載の文庫オリジナル作品。 2010/05/22
ちんれん
7
椎名誠をそこまで読んでいないので、あまり感想はないが、1人の作家についてまとまっていて面白い。2018/09/30
東森久利斗
6
椎名誠、肉体的怒涛のアウトプット(仕事、趣味、遊び)を自ら語り、集大成する。椎名誠ファン必読の書。著作の相関関係、活動履歴や変遷、交遊関係、アウトプットへの想いが良く分かる。椎名誠節炸裂、すでに作風が完成されていたことを証明する高校時代の作品が、生原稿で読めるのも感涙もの。2018/01/01