新潮文庫<br> 時刻表百年史

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新潮文庫
時刻表百年史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 251p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101435022
  • NDC分類 686.55
  • Cコード C0165

内容説明

明治5年、新橋~横浜間に鉄道が開業した時、駅に貼り出された「汽車出発時刻表及賃金表」が、現在のような、市販の月刊冊子型になったのが明治27年の「汽車汽船旅行案内」。以来、鉄道の発展とともに幾千種と発行され、私たちの生活になくてはならないものとなった「時刻表」の歴史を、貴重なコレクションでたどりながら、時代を画した14誌をとりだして語るオリジナル・カラー文庫。

目次

戦前の汽車の旅と『時刻表』(高田隆雄)
日本初の市販月刊『時刻表』誕生
ライバル3社合同して“三本松の時間表”誕生
交通公社版『時刻表』の元祖翻刻発売へ
戦争の狭間に咲いた欧亜連絡国際列車
関門海底トンネル開通 本州~九州間直通運転始まる
“愛される国民の鉄道”を模索する連合軍管理下の国鉄
戦後初のダイヤ大改善を全国規模で実施
国鉄の輸送力が戦前の水準まで回復
国鉄史上最大規模のダイヤ大改正を実施
東海道新幹線開業『時刻表』も祝賀一色
幹線の近代化と“よん・さん・とう”ダイヤ大改正
“SLブーム”の中で迎えた鉄道百年
海峡を渡って九州まで延びた“ひかりライン”
上越新幹線開業『時刻表』は多様化・細分化の時代へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

51
時刻表でふりかえる日本の鉄道史。この文庫本自体が1986年の発行で、カラー印刷の、当時でさえ稀覯本だった古い時刻表の書影がものすごく貴重。中でも「三本松の時間表」のレトロなノスタルジー感あふれるデザインがいい。見ているだけで現代では再現できない旅をした気になる。このテンプレートのデザインで30年間も使われたのだから秀逸。後年に出た復刻版を古本で1冊購入。本物は解説の宮脇さんが言う通り、かなり高価。時刻表自体は「読む」本ではないものの、あらゆる点からみて、時代を鋭敏に反映した資料であることがよくわかる。2023/02/17

アメヲトコ

5
1986年刊。明治の鉄道開通当初から昭和の終わりまでの時刻表の変遷を豊富なカラー図版とともに解説した一冊。初期のものは縦組の漢数字表記で、ニュース抄録や連載小説まであったのも面白い。監修者の高田翁による巻頭エッセイは名文でしみじみします。解説は宮脇俊三翁で、色々と豪華な一冊。2017/10/26

kiiseegen

1
「時刻表」が今や一般化してますが、当初は「時間表」からスタートしたんですね。側面からは鉄道史も知ることが出来て面白い。2012/09/07

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