内容説明
恋はいいもの、楽しいもの。だから十代の恋愛はすごく大切。どんな恋愛をしたかで、そのあとの恋愛体験に大きな影響を与えるから。一生懸命に誰かを好きになった、そのせつない気持ちを大切にできたならそれでいい。振り返れば面白かった―恋愛&友情&自分の未来…想いは乱れながら、いつも夢中だったあの頃。迷いながらも突き進んだ怒涛の青春の日々を綴る恋愛体験エッセイ。
目次
恋のゾンビ
馬鹿な男ほど愛おしい
私はエロばあさんになりたい
モテる男、モテる女
結婚不適齢期
ふたまたの男
シラフの生活
空虚マンションに住む女
みんな離婚しちゃった
男であるだけで凄いんだ〔ほか〕
著者等紹介
田口ランディ[タグチランディ]
東京生れ。作家・エッセイスト。人間の心の問題をテーマに幅広く執筆活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
14
男女に関するエッセイが主体です。理解しにくい部分がありましたが、読みやすい文体でサラサラと読めました。2024/02/16
ほぼひつじ
12
手に取らないジャンルを選んでみた。恋と仕事とアルコールの青春を綴る女性のエッセイです。こんなスイッチ押すかのように恋すんのかよと言いつつ、やべーこれは自分の頭が固いのか?と思いつつ、わりと楽しく読めました。モテる、モテ方を知っている女性はこう考えるんだって感じです。青春のあれこれをあけすけに告白するから、頭の中で「この考えはありなのか?」とひやひやしながら読んだ。妙に納得するのもいくつかあって、「29歳変動説」とか「愛とセックスと子供はワンセット」とか「結婚不適齢期」とかは、面白いこと聞いたなと思います。2016/05/22
美麗
5
twitterで恋愛に関してとてもいい投稿をしていたので、ならばと思って著書にも手を出してみた。初めてがエッセイは失敗だったかなぁ…エッセイは盲目的に好きな作家のものであっても「なんか違う」とか「イメージ壊れた」って思ってしまいがちだし。すごく共感できる!っていう話と、全っ然わからない何言ってんのこの人?って話に差がありすぎて、読んでてちょっと疲れた。結果、他のも読んでみようって気にはならなかったし。自慢?って思わせたら終わりだからエッセイは難しいね。かといって卑屈すぎても感じが悪い。2014/08/31
ここあ
3
ひさしぶりにランディさんの本を読んだ。自由な恋愛観と、ランディさん自身の過去の反省?を織り交ぜながらおもしろおかしく男女について語っている。世間的には“けしからん!”と言われてしまいそうなことも、あーー、ありなんだなあと思えた。悩んだり、自分のことがわからなかったり、いくつになっても同じなんだなあって思った。あたしの人生の転機は何才だったかなあ。2014/04/01
Omi
2
面白かった。 漫画で、29歳転機説が書かれており、こちらの本が元ネタと知り手にとった。 主に恋愛についてのエッセイなのだけど、作者なりの乾いた考えが面白い。どっぷりと恋愛にハマっていそうなのに、しっかりとその状態を俯瞰して観察して、練られた文章だと感じた。 著者の他の作品も読んでいきたい。 疲れたときにふっと読みたくなる本。2021/02/25