内容説明
私って何なの?愛って何なの?どうせ死ぬのに、なぜこうして生きてるの?「答えを求めて必死になっている自分」がいる。同じように一生懸命に考えている人たちに「私もそーなんですよ!」と言って、いっしょにささやかに、分かち合いたい。考えるって楽しいよね、って。私はどう生きたいか。何をしたいのか。まず自分で考えることから、始めよう。世界は呼びかけた者に答えてくれる。
目次
神様はいますか
死んだらすべて終わりですか
人と人はわかりあえますか
友達って何でしょう
魂は存在しますか
私の身体は、私のものですか
動物と人間はどこが違いますか
人生に文学は必要でしょうか
どうやったら大人になれますか
愛は世界を救いますか
奇跡はあると思いますか
人生は生きるに値しますか
著者等紹介
田口ランディ[タグチランディ]
東京生れ。作家・エッセイスト。人間の心の問題をテーマに幅広く執筆活動を展開
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TANGO
17
ランディさんの考え方が、好き。誰もが1度は考えたことがあるだろう、魂やら、神様やら愛やら、奇跡や、生と死など、言葉にすると胡散臭いことを、ストレートに語った1冊。ここに答えがあるわけじゃなく、答えは、自分の中にきっとある。考えることが、大事なんだと、そう教えてくれる。2013/09/11
*すずらん*
11
気軽に手に取った本だった。しかしその内容は、反比例するが如く重かった。精神哲学のような一冊。田口さんのお兄さんは壮絶な亡くなり方をしている。その家族が問題を抱えていないわけがない。だからか彼女の発する言葉は、とても重かった。こんなに難しい事柄を、毎日毎日 自問自答しているのだろうか…正に田口さんは生きている。日々の中で、ともすれば忘れてしまいそうな感覚を研ぎ澄まし、疑問を持ち、答えを導こうとする。「生」を一生懸命 表現しようとしているのだ。だから私はこの本を閉じた時 田口さんの魂が立ち現れるのを見たのだ。2013/02/11
スノーシェルター
11
再読。神様なんて絶対いない。願いなんて叶えてくれないし、全身全霊の問いにもこたえてくれない。と言うのが今の気持ち。なのに、バサーッとぶった切り淡々と意見を書くランディさん。読んでいるうちに、どうでもよくなる。しりあがり寿さんのイラストにプッと笑い、更にどうでもよくなる。あーおもしろかった。2013/01/15
スノーシェルター
8
田口さんの考えがひたすら書いてある。ふざけているような、偉そうな文章なのに、そう感じない。どの質問に対しての答えや考え方も感心する。考えたってわからない…に特に共感wしりあがり寿さんのイラストにも笑った。2010/10/02
なおたん
6
ランディさんは地に足ついてる人だなぁ、と思う。 だから言ってることも、なんか納得できる。 どこの誰かさんみたいに頭でっかちじゃなくて、 身体全体で感じて、考えて、出た答えを的確に言葉で表現してくれるから、好き。 2012/03/14