内容説明
忠臣蔵は「四十七士」か「四十六士」か。豊臣秀吉はなぜ朝鮮に出兵したのか。薩摩の島津家が生き残れた理由とは。石田三成の失敗からわれわれは何を学ぶべきか―。長らく映画界に身を置き、69歳にして『四十七人の刺客』で小説デビュー。異色の作家がその該博な知識と独自の視点から歴史、小説、映画、人生、現代日本を縦横に斬りまくった痛快エッセイ。文庫化に際し大幅加筆。
目次
おのれの志
時計の音(私の生まれた家)
戦地からの一句
段々畑の唄声
天恵の梁
沢庵の煮付(おもいでの味)
2つの思い出
いのち・美しく
ふるさとは、遠きにありて
顔というもの〔ほか〕