内容説明
誰もがニートになりうる―。正社員雇用のチャンスが減り、労働環境が悪化の一途をたどる現代の日本で、若者たちはどう生きていけばよいのか。「自立の呪縛」から、親と子はどうすれば一歩を踏み出せるのか。“自分探し”を切り上げて、社会と折り合いをつける生き方とは―。「ニートが“働く意欲のない若者”というのは誤解」と断言するニート経験者が贈る、現場発の最終処方箋。
目次
第1章 「ニートは働く意欲のない若者」論の誤解(ニートとは誰か;誰でもニートになりうる ほか)
第2章 ニートとその親たち(同級生たちの「受験パパ」化;子育ての変質と受験競争 ほか)
第3章 ニートが生まれる時代(人生や仕事に希望がないからニートになる;ニートには自分が拠って立つ人間関係が必要 ほか)
第4章 どうニートと向き合うか(親と子を引き離すのが出発点;ニートはきっかけを待っている ほか)
第5章 ニートという希望(効率至上主義とスローワーク;新パラサイト主義のすすめ ほか)
著者等紹介
二神能基[フタガミノウキ]
1943(昭和18)年、韓国大田市生れ。NPO法人「ニュースタート事務局」代表。早稲田大学政治経済学部卒業。学習塾、幼稚園経営を経て、世界各地の教育プロジェクトに参画。早稲田大学講師、文部科学省、千葉県などの各種委員を歴任。’93(平成5)年から目的を喪失した若者をイタリアのトスカーナ地方の農園に預け、彼らの元気を取り戻そうとするプロジェクトを手がける。その後、千葉県でひきこもりや不登校、ニートの若者たちの再出発を支援するNPO法人「ニュースタート事務局」を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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