• ポイントキャンペーン

新潮文庫
納豆に砂糖を入れますか?―ニッポン食文化の境界線

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 331p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101366524
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0176

出版社内容情報

正月に食べるのは鮭? それともブリ? 日本の食の境界線のナゾに迫る、全国食の方言地図

あなたは納豆に砂糖を入れますか? 「メンチコロッケ」と呼びますか? 「ミンチコロッケ」と呼びますか? 「突き出し」ですか? 「お通し」ですか? 正月に食べるのは鮭? それともブリ? ――ネットで集めた膨大な情報分析は、驚きと発見の連続。日本の食の境界線を実際に歩いた「糸魚川―静岡構造線」リポート付き。「NIKKEI NET」に掲載された『天ぷらにソースをかけますか?』待望の続編!

内容説明

あなたは納豆に砂糖を入れますか?「メンチカツ」と呼びますか「ミンチカツ」と呼びますか?「突き出し」ですか「お通し」ですか?正月に食べるのは鮭それともブリ?―ネットで集めた膨大な情報分析は、驚きと発見の連続。日本の食の境界線を実際に歩いた「糸魚川―静岡構造線」リポート付き。「NIKKEI NET」に掲載された『天ぷらにソースをかけますか?』に続く、待望の続編!

目次

第1章 納豆に砂糖
第2章 すき焼き
第3章 せんべいについて
第4章 メンチvs.ミンチ
第5章 大根と仲間たち
第6章 飴について
第7章 「突き出し」か「お通し」か
第8章 汁かけ飯について
第9章 ニッポンの食堂
第10章 鮭とブリ
第11章 糸魚川―静岡構造線を行く

著者等紹介

野瀬泰申[ノセヤスノブ]
1951(昭和26)年福岡県久留米市生れ。東京都立大卒後、日本経済新聞入社。東京・大阪社会部、大阪文化部長などを経て特別編集委員。大阪勤務時代に「ウスターソースで天ぷらを食べる」人々を見て「食の方言」に気づき、取材を続けている。現在「列島あちこち食べるぞ!B級ご当地グルメ」を日本経済新聞電子版で連載中。B‐1グランプリ主催団体「ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会」顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

368
タイトルの問いかけ「納豆に砂糖をかけますか?」には、一部地域の人たちを除いては「えっ!そんなことする人がいるの?」という反応だろう。じゃあ、すき焼きにジャガイモや高野豆腐を入れるのは?と、そんな風に日本の食文化のリージョナリティを追究したのが本書の狙い。実に面白い。時に抱腹絶倒。爆笑ものが三重県の結婚式のくだり。引き出物に持てないほどに数々の品々を揃え、さらには生のブリ一本が付く。また、富山ではバレンタインのチョコ代わりにハート型蒲鉾を渡すなんて(さすがに、みんなではないと思われるが)。食文化は奥が深い。2016/06/07

ホークス

53
北日本中心に納豆に砂糖を入れる嗜好があるのは何故か?前作「天ぷらにソースをかけますか」に続く日本人の食を探究するシリーズ。その面白さは久住昌之さんの解説で簡潔にまとめられている。特に著者が、日本の食はこうあるべきだとか、昔は良かったとか、日本の食の未来はどうなんでしょうとか、したり顔で型通りのまとめをしない点を賞賛していて、大いに同感した。ちょっとした習慣の違いに重要な意味があったり、文化の伝播の微妙さに気づいたり、著者の目の付け所が素晴らしい。2015/12/06

わんこのしっぽ

42
このタイトルを見た時「入れないだろう!」と心の中で突っ込んでしまった(笑)読み始めるとかなり真面目に調べているので興味深く読み進められる。寒冷地は発酵が不十分なときに砂糖を入れて納豆菌を活性化させるとか。初めは、えっ!って思ったことも背景を調べてみると納得する。それでも途中どうしても確かめたくて秋田出身の友達に連絡したら「実は今でも砂糖をいれてる。味は甘納豆みたいな感じ~」えっ?ご飯に甘納豆は混ぜないだろう!頭では分かっても中々…^^;2015/04/26

へくとぱすかる

39
日本ほど食べ物のヴァリエーションのある国はない。そして地方地域による差異が生む悲喜劇。 食べ物を知ることは、文化をと人を理解すること。笑いながらも、つい背景に思いを馳せてしまい、納豆に砂糖も試してみたくなる。2013/10/02

saga

34
「東海道でしょう!」で前著『天ぷらにソース……』を知ったのだが、現在は古書でも手に入れ難く、本書を購入した。電子メールでの投稿を紹介していき、各章の最後でVOTE(投票)結果を示す第10章までは、ラジオ番組でも聞いているような感じ。それよりも「糸魚川ー静岡構造線を歩く」の書きぶりが好きだ。実際に食べ物の境界線を食べ歩く旅も面白そうだ。特に、現地の食堂やスーパーで売られているご当地食は、旅行者には縁遠い存在だと思われ、これからの旅の参考にしたい。2013/11/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7295135
  • ご注意事項