内容説明
東京・新大阪間を2時間半で結ぶ『のぞみ』が走り始めたのは1992年。’97年の3月に運転速度300キロを誇る500系が登場し、秋にはさらに進化した700系が運行を開始する―。速度を上げても騒音や振動はふやさない。地盤が弱く、急なカーブが多い従来の軌道を使用する。厳しい制約の下、新型『のぞみ』をどのように開発するのか。日本のテクノロジーの粋を集めた『のぞみ』開発物語。
目次
第1章 『のぞみ』開発プロジェクト
第2章 鉄道を蘇生させた新幹線
第3章 システムを構築しなおす
第4章 連鎖する技術革新
第5章 二百七十キロ列車が走れる条件
第6章 トータルシステムとしての成果
第7章 ポスト『のぞみ』はあるか