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新潮文庫
長寿遺伝子を鍛える

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  • サイズ 文庫判/ページ数 270p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101363219
  • NDC分類 491.358
  • Cコード C0195

内容説明

21世紀に入り、劇的な進化を遂げたアンチエイジング研究。老化と寿命を研究する最新の科学分野において特筆すべきなのは「寿命を延ばす」遺伝子群の発見と、それらを活性化させる方法、すなわち「鍛え方」が続々と報告されたことだった―。遺伝子群発見に至る研究者たちの知られざるドラマと、いまなお次々と発表される最先端研究の成果を、斯界の第一人者が生き生きと紹介する。

目次

第1章 氷河期を生き延びた遺伝子
第2章 進化する長寿研究
第3章 “長寿遺伝子”の発見
第4章 メタボに学べ
第5章 カロリーリストリクション戦略
第6章 長寿の鍵を握るミトコンドリア
第7章 カロリスで老化を防ぐ
第8章 老化は運命か
第9章 長寿遺伝子のスイッチの入れ方
第10章 長寿を選択する
第11章 “ごきげん”がサイエンスになってきた

著者等紹介

坪田一男[ツボタカズオ]
1955(昭和30)年、東京生れ。慶應義塾大学医学部眼科教授。日本抗加齢医学会副理事長。雑誌「アンチエイジング医学」編集長。’80年に慶應義塾大学医学部を卒業後、’85年、アメリカのハーバード大学に留学、日米の医師免許を取得する。’87年、角膜クリニカルフェロー修了。2001(平成13)年、日本における最初のアンチエイジングの団体、日本抗加齢医学会(当時日本抗加齢医学研究会)を有志の医師と立ち上げ、その後も最先端の研究を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マーム

22
サーチュイン遺伝子とは、活性化すると寿命が延びる長寿遺伝子です。カロリー制限という生活習慣によってそのスイッチがONになるのだそうです。具体的には摂取カロリーを70%に抑えればよいとのこと。しかも、この遺伝子は生命の種を超えて存在するのだそうで、すなわち、太古から地球上の生物にはビルトインされているということになります。飢餓の危機を乗り越えるための潜在能力が予め備わっているのかと考えるとちょっと感動的です。なお、この本で主張しているのは、ただ長生きするということではなく、元気に人生を楽しむということです。2012/02/04

UK

9
一見トンデモ本のようなタイトルだが、アンチエイジングに関する学術情報をわかりやすく集めた存外マジメな内容。著者は一流の眼科医。が、アンチエイジングへの造詣は深く、関連図書も多い。少々misleadingなタイトルだが、例えば摂取カロリーを70%程度に抑えると長寿遺伝子の働きがオンになる、等々の科学データに基づく生活様式を意味している。「人間は800才まで生きられる!」とか言うタイトルにすればもっと売れたかもしれないね(笑)。それこそトンデモ本風だが、動物実験結果はそんな可能性をも示唆しているのが驚異的。2014/03/31

toaster

1
長生きしている人たちの共通点のひとつに低体温が挙げられているのが不思議。睡眠時のように、エネルギー消費せず活性酸素生み出さず、ということなのかもしれない。ただ、健康に生活できるのはむしろ体温の高い人なのではないかと首を傾げたくもなる。ガン細胞は高体温より低体温でこそ活性化するというのはよく聞く話、それに長寿遺伝子を鍛える方法のひとつに運動が挙げられているけど、運動によって筋肉がつけば体温は下がるよりは上がるはずだ。これからどう解明されていくのだろうか。とても興味があります。2012/02/28

マナティ51

0
遺伝子を鍛えるより「ごきげんで長生きしよう」のほうが好みです。2012/12/15

mayumi

0
☆果たして遺伝子は鍛えられるのか?2012/03/28

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