新潮文庫
突破者〈上〉―戦後史の陰を駆け抜けた50年

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  • サイズ 文庫判/ページ数 372p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101361710
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0195

内容説明

世の中ひっくり返したるで!敗戦直後の京都でヤクザの組長の息子として生まれ、大学では共産党の学生ゲバルト部隊を率いて大活躍。中退後は週刊誌の突撃記者となって大暴れするが、実家の解体屋が傾いたのを救うために一路京都へ。窮状打開のため談合破りや仕事の強奪など荒っぽい経営に乗り出したが…。グリコ・森永事件で「キツネ目の男」に擬された男の波乱万丈の半生記。

目次

1 マイ・ファミリー
2 少年鉄砲玉
3 喧嘩と資本論
4 都の西北とインター
5 秘密ゲバルト部隊
6 突撃記者の群れ
7 掟破りの日々

著者等紹介

宮崎学[ミヤザキマナブ]
1945(昭和20)年、京都生れ。早稲田大学では学生運動に明け暮れ中退。「週刊現代」フリー記者を経て、家業の解体業を継いだが、ゼネコンへの恐喝容疑で指名手配され逮捕。グリコ・森永事件で「キツネ目の男」に擬され、警察に最重要参考人としてマークされる。『突破者』がベストセラーとなり執筆業に転身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モリータ

5
◆単行本読了済。2022/3/5購入後、既読の本棚に移す。

yamayuuri

4
熟読。京都の解体屋で育った著者が、上京しゲバ隊の結成から、週刊誌記者にいたるまで。あ、暑苦しすぎる。京都の人の描写が良い。しかし、若い世代からすると「どうじゃ、俺はこんなんして生きてきたぞ!」っていう気配が漂っており、ちょっと距離をとりたくなるオヤジだな2010/08/12

tenma

3
その辺の現代史の本を読むよりも、60年代の学生運動の状況が良く判る。▼田中角栄が首相就任祝のパーティーで、花束を渡してくれた子供に金を渡したことを咎められて、記者に返した「命の次に大切なもの(=金)を渡して何が悪い」という発言が時代を象徴しているようで面白い。2009/12/09

ikeda-cpa

1
万年東一の方が面白かった2010/09/27

ごみ

0
昔twitterで水道橋博士が勧めてたのをきっかけに積んでた本。2015/02/16

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