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新潮文庫
さようなら、ラブ子―yoshimotobanana.com〈6〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101359236
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

わが子、通称“チビラ”は一歳に。つかまり立ちもし、食欲も旺盛。育児もひと息つけるかという頃、身近な人々が次々と倒れ、入院する。それでも日々は「わが子一生の感覚の源」と思い、イライラしない静かな生活を心がけていたのだが…。しかし、十二年連れ添ったゴールデンレトリバー「ラブ子」の病が深刻化する。家族との最後の日々。忘れることは一生ないと思う2004年5月。

目次

Banana’s Diary
Q&A

著者等紹介

よしもとばなな[ヨシモトバナナ]
1964(昭和39)年、東京生れ。日本大学芸術学部文芸学科卒。’87年「キッチン」で「海燕」新人文学賞、’88年単行本『キッチン』で泉鏡花文学賞、’89(平成元)年『TUGUMI』で山本周五郎賞をそれぞれ受賞。海外での評価も高く、イタリアのスカンノ賞、フェンディッシメ文学賞を受賞。『アムリタ(上・下)』(紫式部文学賞)『不倫と南米』(ドゥマゴ文学賞)など著書多数。2002年8月の『王国その1 アンドロメダ・ハイツ』刊行より、「吉本ばなな」から「よしもとばなな」に改名した
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちゃぶ

4
図書館本。吉本ばななのエッセイ集。12年間寄り添った愛犬ラブ子の最期を看取った話を中心に、1歳のチビラとの毎日を綴った話。これはシリーズ第6弾なのか。知らずに手に取り、登場人物がわからず大変だった...。「ちほちゃんの手紙」に感動。途中脱落しそうでしたが、この部分があったから最後まで読めました。2019/11/05

ひとん

4
yoshimotobanana.com祭り。6.7巻と、2度読み。これからは、1年分ごとに2度読みしよう。ラブちゃんとの別れ。切ない…。他人のことにアレコレと好き勝手(気持ちなんかも決めつけて)言う人がいるけれど、当人の決断や気持ちを無視する発言ややり方は本当に嫌だなと思う。ばななさんが漢前に?スッパリと切ってらして、私も今後このように気持ちを持っていこう。2017/12/28

さち

4
一歳になった面白盛りチビラくんとの、バタバタな日々。それから愛犬ラブ子の死が迫り、別れの覚悟を背負う、しみじみとした日々。「悲しい!忙しい!でも仕事してやる!もうしょうがない」みたいな無理ではなく、「悲しいけど、忙しいけど、幸せがないわけではない。それに気付けなくなるような生活はしてはいけない。気をつけよう」みたいな真剣さがうかがえた。あの暮らしの中で小説も出来上がっている…すごい。どんな成り行きともまず向き合う姿勢を学び、自分の思いをかたちにしていく勇気をもらった。2014/09/14

sabosashi

3
シェークスピアではないが、弱いは強い、強いは弱い、とくるところだろうか。ばななの死生観は生きとし生けるものすべてに共通しているのだから愛犬も親もその底では通じるものがある。ということでどんな縁があったのかよくわからないがばななのネット日記本を四冊ほどつづけて読むことになった。創作では窺い知れないところが手に取るように垣間見えてうっかりすると固定ファンになってしまいそうだ(笑)。よく遊び、よく働き、というところか。しかしあらためてばななが感じることや考えることを超えているような書き手のことに思いが及んだ。2013/09/17

Chee

2
ばななさんの、愛するものを喪う悲しさとの向き合い方や、わずらわしい人との関係の整理のつけ方を知れて興味深かった。2021/02/26

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