内容説明
生物が本来持っている「生きる力」を最大限に活用するために、知っておきたい体のしくみ、病気の根本的な治し方と、その予防法をやさしく解説。自律神経と免疫システム、白血球の役割など、身近な病気の治療から対処法を誤ると重大な事態を招く症例まで、すぐに役立つ知識満載。病気にならない身体づくり、生き方を変える免疫学の知恵を伝授する、もっと深く知りたい人必読の一冊。
目次
第1章 心とからだの免疫学―白血球と自律神経
第2章 毎日すっきり暮らすには―身近な病気の対処法
第3章 対処法を誤ると重大な事態を招く病気
第4章 女性の健康と病気
第5章 子どもの健康と病気
第6章 健康法について考える
著者等紹介
安保徹[アボトオル]
1947(昭和22)年、青森県生れ。東北大学医学部卒業。アメリカ・アラバマ大学留学中の’80年、「ヒトNK細胞抗原CD57に対するモノクローナル抗体」を作製。’89年、胸腺外分化T細胞を発見。’96(平成8)年、白血球の自律神経支配のメカニズムを解明。2000年、胃潰瘍の原因が胃酸であるとの定説を覆して注目される。200を超える英文論文を発表し、国際的に活動。現在、新潟大学大学院医歯学総合研究科教授(国際感染医学・免疫学・医動物学分野)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちーたん
14
ストレスが万病の元のようです。自分を知って薬なしに自己治癒する。憧れです。永遠に飲み続けなければいけない薬とは、薬では治らないということなのでしょうか。2016/10/28
いちみ
2
いわゆる生活習慣病に限らず、生活態度に留意しストレスをコントロールすれば自然治癒力、つまり免疫力を高められあらゆる病気を薬なしで治せる! 、、という仕組みがくわしく説明されている本。 ストレスってのは、あり過ぎてもダメ。なさ過ぎてもダメ。 困るよねぇ、、、。2009/06/19
bittersweet symphony
1
自律神経のシステム下にある免疫系を適正にするような心と体の状態にすれば、成人病・生活習慣病などの現代的な疾病は治癒するものだというのは他著書と同じ内容、子どもや女性の免疫系の特徴の話や(子どもは副交感(リンパ球)優位で昔の子どもは早くにストレスにさらされて交感(顆粒球)が早く強化されたが今の子どもはそれが遅れているなど)、発生系統学や生物進化学的な話題で自律神経のシステムの理論を補強しているのはこの本ではじめて出てきたトピックですね。2010/03/30
Masayuki Sayama
0
交感神経と副交感神経のバランスの大切さがわかります。(食事、ストレス、免疫、薬なども関係してくるようです。)2012/04/14