新潮文庫<br> 会長はなぜ自殺したか―金融腐敗=呪縛の検証

新潮文庫
会長はなぜ自殺したか―金融腐敗=呪縛の検証

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  • サイズ 文庫判/ページ数 330p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101348315
  • NDC分類 338.21
  • Cコード C0195

内容説明

証券会社による損失補填の発覚に端を発した金融不祥事の嵐は、銀行、大蔵省から政界にまで及んだ。その渦中で、第一勧業銀行の宮崎邦次元会長、新井将敬代議士をはじめ6名が自殺に追い込まれていった―。彼らを追い詰めたものは、いったい何だったのか。政・官・金融界の癒着、「総会屋」という日本独特の存在など、日本企業社会の歪みを徹底的に暴いた記念碑的ルポルタージュ。

目次

第1章 癒着の系譜(本店捜索;三十一階の引き継ぎ ほか)
第2章 発覚と混迷(「ブツに聞け」;迷走 ほか)
第3章 会長はなぜ死んだか(責任のとりかた;葉隠の国で ほか)
第4章 腐蝕の連鎖(MOF担の「常識」;天の声 ほか)
第5章 権力の誘惑(被疑者死亡;証券族の呪縛 ほか)