新潮文庫
オタク学入門

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  • サイズ 文庫判/ページ数 415p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101344515
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0195

内容説明

1980年代に発生し、今や世界中の若者に浸透した「オタク」文化。本書は、第一人者がその本質を明らかにした、教養としての「オタク学」の金字塔である。「うる星やつら」「スター・ウォーズ」などを教材にした生態研究から見えてくるのは、ジャンルを超えることを恐れず、努力を厭わない、知的冒険者の姿である。「ガンダム」総監督・富野由悠季氏との対談「『ガンダム』は何を教えてくれるのか」収録。

目次

1 オタクの正体
2 オタクの世界性
3 オタクの3つの眼
4 「粋」の眼
5 「匠」の眼
6 「通」の眼
7 オタク文化論

著者等紹介

岡田斗司夫[オカダトシオ]
1958(昭和33)年大阪生れ。文明批評家。大阪芸術大学客員教授。’85年、アニメ・ゲームの制作会社ガイナックス設立、’92(平成4)年退社。’97年、講演・執筆活動のために株式会社オタキング設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒデキ

25
なんで今まで読んでなかったのか 不思議に思ってしまった1冊です オタクという言葉の歴史と岡田氏による定義を具体的な作品への愛を通じて語られています。 オタクとマニア、ファンの違いなんて「俺は、オタクになれてなかったかも?」と思ってしまいました。 これからも精進したいと思います2021/03/04

ヨーイチ

16
約20年前に発刊。「オタク」がすっかり普通の呼称になってしまったが、此れは作者も言うとおり「オタクの神話時代」の証言なのだろう。ビデオデッキが一般化した頃、アニメのビデオが本棚を占領している人って割と見かけた様に思う。そこら辺の事情が本書では見事に明かされている。成る程こんな凄い鑑賞をしてたわけね。自分にもオタクの成分が有ると自覚しているので良くわかるし懐かしい。小生の場合はPCゲームとプロレスでしたが。続く2014/09/23

ヤギ郎

14
「オタク」を語る時、この本は外せないだろう。アニメ制作会社・ガイナックスを立ち上げた岡田斗司夫による「オタク」についての一冊。特に、TVアニメ・映画の見る「目」について多くを語っている。岡田に言わせれば、オタクとは進化した視覚を持ち(14頁)、高性能のレファレンス能力を持持ち(41頁)、飽くなき向上心と自己顕示欲を持つ人間(49-50頁)である。オタクの、作品に「本気」が自らを進化(向上)させているのだと感じた。アニメの消費のしかたを見直すきっかけになる一冊。2019/06/27

蝶々

8
×この本なんで買うたんやろ。てかアタシの興味は食やからオタクなんてどうでもええのに。アタシはアニメも好きやしキャンディーとかルンルンとか好きやしでもこの世代やなくってもう少し下のセーラとかに萌え萌え萌えちゃんやの。小難しくかいとるけど好きでええやん。アホ。2009/05/27

赤字

5
「図書館から。少年マンガ国盗り物語」って項目が面白い。週刊少年誌の歴史についての内容。オタク、パンク野郎、文学少年とかいろいろコミュニテイ?があると思うんだけど、みんなたいして変わりはないんじゃないんだろうか。大槻ケンヂの「グミ・チョコレート・パイン」の最後をなぜか思い出してしまった。なぜだ?w2010/09/06

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