新潮文庫<br> 九月が永遠に続けば

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新潮文庫
九月が永遠に続けば

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  • サイズ 文庫判/ページ数 495p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101338514
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

高校生の一人息子の失踪にはじまり、佐知子の周囲で次々と不幸が起こる。愛人の事故死、別れた夫・雄一郎の娘の自殺。息子の行方を必死に探すうちに見え隠れしてきた、雄一郎とその後妻の忌まわしい過去が、佐知子の恐怖を増幅する。悪夢のような時間の果てに、出口はあるのか―。人の心の底まで続く深い闇、その暗さと異様な美しさをあらわに描いて読書界を震撼させたサスペンス長編。

著者等紹介

沼田まほかる[ヌマタマホカル]
1948(昭和23)年大阪府生れ。主婦、僧侶、会社経営などを経て、2004(平成16)年『九月が永遠に続けば』でホラーサスペンス大賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

青葉麒麟

572
此処迄、性に関する事を書かなきゃいけなかった?【佐和子】は嫌い。2011/08/20

射手座の天使あきちゃん

556
初・沼田まほかるさん 読めば読むほど薄気味悪く、嫌な臭気や背筋に悪寒まで感じるのにページを繰る手を止められないのは何故?   これでもかと続く不幸の連鎖に、最終頁にたどり着いた時には呼吸困難状態 あぁ、誰かお口直しに「爽やか胸キュン」なお話教えてくださ~い! <(^_^;2013/03/31

遥かなる想い

529
第5回ホラーサスペンス大賞受賞作だが、読んでいて本当に怖かった。高校生の一人息子の失踪から始まった物語は佐和子の周辺で次々に 不幸をおこさせていくが、別れた夫の後妻となる亜妙美の悲惨な過去とその恐怖の増幅。頭で読むというよりも、皮膚で恐怖を感じるという そんな小説だった。2011/08/21

ちょこまーぶる

419
読んでいて辛かったですよ。途中で辞めようかとも思ったんですが、何とか最後まで読みました。不幸の連鎖とそれぞれの人の人生が悪い方へと進んでいくありさまは読んでいて辛いですよ。ダメでした。感性が合わなかったのだろうか?次は感情のの深いところを見せつけられる作品じゃなくて、何も考えなくても良い本を読むことにしょう。2013/06/01

takaC

419
「歪んだ愛と執着」は盛り沢山だったが、確かに明らかな不道徳はなかったね。一気に読んで感心するタイプの小説だったが、期せずして一週間掛かりのロング読書になってしまった。2012/04/07

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