新潮文庫<br> ラストワンマイル

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新潮文庫
ラストワンマイル

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  • サイズ 文庫判/ページ数 476p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101335742
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

本当に客を掴んでいるのは誰か―。暁星運輸の広域営業部課長・横沢哲夫は、草創期から応援してきたネット通販の「蚤の市」に、裏切りとも言える取引条件の変更を求められていた。急速に業績を伸ばし、テレビ局買収にまで乗り出す新興企業が相手では、要求は呑むしかないのか。だが、横沢たちは新しい通販のビジネスモデルを苦心して考案。これを武器に蚤の市と闘うことを決意する。

著者等紹介

楡周平[ニレシュウヘイ]
1957(昭和32)年生れ。慶應義塾大学大学院修了。’96(平成8)年、米国企業在職中に執筆した『Cの福音』が、いきなりベストセラーとなり、衝撃のデビューを飾る。翌年より執筆に専念し、時代を先取りしたテーマと幅広い作風で、つねに話題作を発表し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

333
著者の物流業界物三冊目。どの作品も、アイデアの端緒は似ているのに、そこからの発想の広げ方に違いがあり、それぞれ面白い。通じて、地方活性にヒントが潜んでいることになっているが、現実ではそこがブレイクスルーを阻む最大の要因にもなっていそう。他の二冊でも感じたことだが、知恵を形にしていくまでの濃密さに対して、事が動き出してからがかなりアッサリに思える。もっと徹底的に盛り上げてもいいし、もしくはもう1ハードル持ってきて欲しいような。続きが気になる腹八分目でしっかりフィニッシュしているということでもある。2020/02/19

のっち♬

162
IT企業の値下げ要求で窮地に立たされた運送社営業の横沢は、商流末端の強みを生かした出店料無料のネット通販を企画する。テレビ社買収を狙う敵方の社長の視点では周囲の嫉妬や利得権への欲望が描かれ、お互い退路を絶った全面対決へ向かってテンションは綺麗に右肩上がり。発刊は2006年、至って順調な進行の中に窺われるITとメディアの融合に対する著者の嗅覚と予見性は鋭い。推進力は大方部長が担っているのだが、交渉面でも「ラストワンマイル」な社内ポジションの強みを効かせている。「安定は情熱を殺し、緊張、苦悩こそが情熱を産む」2021/12/25

gonta19

136
2009/10/3 ジュンク堂三宮本店にて購入。 2018/2/2〜2/3 楽天、ライブドアを彷彿させるIT 通販業者とヤマトとフジテレビを彷彿させる宅配便、既存マスコミの闘い。いやいや、超絶面白いビジネス小説だ。ラストワンマイル、というタイトルも見事。この商売ほんとに出来ないもんかな。最近の運送業界の人手不足もあって難しいか。2018/02/03

hiro-yo

86
タイトル見たところでは登山の物語かと思ってしまいましたが、新興IT企業vs.宅配運輸会社を描いたビジネス小説でした。刊行が10年前なのでやや時差感がありました。どの企業も新規ビジネス開拓は重要な課題です。暁星運輸は主要顧客である蚤の市から裏切りとも言える取引条件の変更を求められた。企業存続のために、そして蚤の市への復讐のために奮闘する営業マン。現実ではこんなにうまく行くことはないだろうが面白かった。「安定は情熱を殺し、緊張、苦悩こそが情熱を産む」…肝に命じます。2017/01/03

アッシュ姉

74
楡周平さん初読み。硬派で重厚なイメージを勝手に持っていましたが、とても分かりやすく読みやすい経済エンタメ小説でした。新興IT企業による放送局買収劇をバックに、郵政民営化や他社との価格競争により窮地に立たされた物流企業が新たなビジネススキームを構築していくストーリー。実在モデルが分かりやすいので、ノンフィクションのように興味深く、展開はフィクションとして楽しめて一粒で二度美味しい。追いかけたい作家さんがまた増えました。2016/08/29

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