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新潮文庫
自選 ニッポン居酒屋放浪記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 446p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101333366
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0195

内容説明

古き良き居酒屋を求め全国各地へ。3年間で35の土地を訪ね歩き“居酒屋探訪記”の先駆けとなった紀行集から、著者自身のセレクトによる16篇を収録したベスト版。良い居酒屋は旨い酒と旨い肴、そして店の人の温かい笑顔で、客の心を和ませる。いまでは消えてしまった店も含めて地方に輝く極上の居酒屋が湛えていた、宝物のように芳醇な時間と空間を1冊に凝縮した、名紀行集決定版。

目次

松本の塩イカに望郷つのり
鳥取のラッキョーは歯ごたえせつなく
釧路の毛ガニは毛深かった
金沢で万十貝はもだえ果て
高知の初カツオと網タイツ
長崎、皿うどんに邪恋うずまく
横浜、アクアビットに霧笛ながれて
徳島でスダチしぼれば踊り子ひた寄せ
鹿児島の夜のキビナゴはひとこと多い
東京下町、湯豆腐が奥歯にしみて
大分でフグの肝に念仏となえ
富山の昆布〆とガンコ親父たち
那覇、午前三時のTボーンステーキ
仙台の牛の舌と美女たち
札幌のジンギスカンに北風たちぬ
神戸、鯛のきずしに星がふる

著者等紹介

太田和彦[オオタカズヒコ]
1946(昭和21)年生れ。資生堂宣伝制作室デザイナーを経てデザイン事務所設立。2001~08年、東北芸術工科大学教授。本業のかたわら日本各地の居酒屋を訪ね著作を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

49
お酒がダメなのですが、古き良き居酒屋めぐりはしてみたいと思いました。それにしてもよく呑みますね。美味しいお酒と肴で至福の時を過ごしているのでしょう。2023/07/24

fseigojp

25
一人酒を覚えたのは厄年の47歳ころ 理由? 聞かないでください2015/11/03

佐々陽太朗(K.Tsubota)

14
本書に登場する居酒屋の何軒かには実際に行ったことがある。根岸の「鍵屋」、金沢の「源左ェ門」(本書では「源左衛門」となっっているがおそらくコチラが正しい)、長田の「吟醸」、三宮の「森井本店」「八島東店」がそうだ。しかしそれは本書に紹介された居酒屋の極々一部に過ぎない。あそこにも行きたい、ここにもと付箋をつけていくと本は付箋だらけだ。とりあえず二宮の「藤原」、札幌のバー「やまざき」にはどうしても行きたい。あと大分に行って【独特のあえもの】を食べたい。2011/08/20

かんたろー

7
居酒屋は良いよね。1人で行ったことないけど。それにしてもよく食べよく飲みますねー。こんなに飲んだら3日酔いくらいで立てません。本当。2016/09/24

miho

3
太田氏は、文章も好みのセンスももちろんすばらしいのだけど、それよかタイトルがもうホントにいい。「静岡の黒ハンペンにむせび泣く」「新潟の枝豆に想い乱れて」「金沢で万十貝はもだえ果て」「鹿児島の夜のキビナゴはひとこと多い」「秋田のハタハタとナマハゲお婆」…グッとくるなあ。ナマハゲお婆ってどんなんだよって、想像力かきたてられるもんなあ。いや、妄想力か(笑)こんなひとと一緒に飲めたら楽しいだろうな。2010/05/19

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