新潮文庫
記者になりたい!

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  • サイズ 文庫判/ページ数 319p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101330723
  • NDC分類 699.64
  • Cコード C0195

内容説明

地方記者を振り出しに、警視庁担当、災害担当記者として、ホテルニュージャパン火災や、御巣鷹山日航機墜落など数々の大事件を取材。そして「週刊こどもニュース」のお父さんに。難しいニュースも専門用語を使わずわかりやすく説明し、人気を博した。取材記者とキャスターの経験を併せ持つ生涯一記者の半生記。

目次

第1章 「新聞記者」にあこがれた
第2章 放送局の記者になった
第3章 松江に配属された
第4章 通信部の記者になった
第5章 警視庁担当の記者になった
第6章 災害担当の記者になった
第7章 教育担当の記者になった
第8章 キャスターになってしまった
第9章 「こども向けのニュース」?
第10章 ジャーナリズムについて考えてみよう

著者等紹介

池上彰[イケガミアキラ]
1950(昭和25)年長野県松本市生れ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、NHKに記者として入局。東京報道局社会部、その後ドキュメンタリー番組制作にも携わる。’89(平成元)年からニュースキャスターとなり、’94年4月から11年間にわたり「週刊こどもニュース」のお父さん役として大活躍。わかりやすく、丁寧な解説に、子どもだけでなく大人まで幅広く人気を得た。2005年3月に退職し独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

緋莢

23
小学生の時に『続 地方記者』を読んで、記者になる事を志し、NHKに入社。地方勤務を経て、東京に戻ってくるも、ニュースキャスター、さらには 「こどもニュース」のお父さんになってしまった。そんな著者が新宿バス放火事件や日航機墜落事故など、記者時代に取材した事件を交え、記者人生を振り返る。2016/02/13

えっくん

22
★★★★☆今や大学教授の池上さんがNHKに入社以来、地方記者、ニュースキャスター、こどもニュースのお父さんを経歴し、ジャーナリストとして歩んだ半生を語ります。特に記者時代の日航機墜落やホテル火災など幾つもの大事件のリポートは凄惨さが伝わってきました。夜回りなどで帰宅できない事も何日も続いたということで家族の支えがあっての大変な日々だったと感じます。現場にいる自分しか伝えられないものをリポートするという記者魂は凄いですね。キャスター時代に池上さんが番組で語っていたというオヤジギャグを見たかったですね。2014/02/22

テイネハイランド

15
現在、TVに著作に大活躍中の池上さんが、ちょうどNHKを退社したころに、自身の半生(NHKでの記者生活)を回顧した自叙伝。このほぼデビュー作といってもいいこの本でも、「わかりやすくて親しみやすい」池上節は、その文章によく現れていて、マスコミ志望の学生が読んでも大変参考になるのではないかと思う。「夜討ち朝駆け」で知られる警視庁担当記者時代に、捜査員を待つ間に、自動販売機の灯りを使って英会話の勉強をしたというエピソードを読むと、池上さんの(バイタリティー/克己心)は年季の入ったものなんだなと感心してしまった。2016/10/21

エリナ松岡

12
この前読んだ『池上彰の新聞勉強術』のうちの、著者記者時代の経験談をもう少し掘り下げたものがないかな、と思ってこちらを読んでみました。期待通り、著者の記者時代の変遷を、もう随分忘れていた昭和の大事件を交えながら淡々と辿っていきます。記者という職業の面白さが十分に伝わってくる内容だと思います。2016/03/24

たくのみ

11
松江支社での地方記者時代に鍛えられた池上さん。警察とつきあい、暴力団に脅され、現場の試練を乗り越え、さらに「夜回り」で家族に会えない日々。「池上彰の作り方」が詰まった一冊。現場の発想から生まれたレポートのノウハウ、こどもニュースで鍛えられた解説力の原点が、あの大事件だったのか、という驚き。そして、記者という仕事へのプライドが、行間に力強く脈打っている。2013/12/20

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