新潮文庫<br> 養老孟司の大言論〈2〉嫌いなことから、人は学ぶ

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新潮文庫
養老孟司の大言論〈2〉嫌いなことから、人は学ぶ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 286p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101308395
  • NDC分類 304
  • Cコード C0195

出版社内容情報

嫌いなもの、わからないものを突き詰めてこそわかるものがある。内田樹氏との特別対談を収録した、「大言論」シリーズ第2部。

戦争のおかげで変わり、学んだ世代の私は、大学紛争を経てオウム事件を機に大学を辞めた。「日本に思想はない」というが、そもそも人は、何かを信じなければ生きられない。傷つかないで終わるのが、理想的人生なのだろうか。政治、環境問題、宗教、歴史、科学――嫌いなものを突き詰めてこそ、わかってくるものがある。巻末に内田樹氏との特別対談を収録した、大言論シリーズ第2巻。

内容説明

戦争のおかげで変わり、学んだ世代の私は、大学紛争を経てオウム事件を機に大学を辞めた。「日本に思想はない」というが、そもそも人は、何かを信じなければ生きられない。傷つかないで終わるのが、理想的人生だろうか。政治、環境問題、宗教、歴史、科学―嫌いなものを突き詰めてこそ、わかってくることがある。内田樹氏との特別対談を収録した、「大言論」シリーズ第2巻。

目次

われわれの思想としての事件
考える軍隊
信仰とはなにか
ユダヤ問題
意識の博物学
博物学の視点
違いから説き起こす
お金や情報は「現実」か
石油が維持する秩序
傲慢になっていないか
単純な人生
人を見ること、生きること

著者等紹介

養老孟司[ヨウロウタケシ]
1937(昭和12)年、鎌倉生れ。解剖学者。東京大学医学部卒。東京大学名誉教授。’89(平成元)年『からだの見方』でサントリー学芸賞受賞。新潮新書『バカの壁』は大ヒットし2003年のベストセラー第1位、また新語・流行語大賞、毎日出版文化賞特別賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ichiro-k

19
(2冊読み感想) 老人特有の思い込みなのか?長年、意思のない虫ケラや死体を相手にしていたからか? 屁理屈に聞こえる部分があり、2冊を読むのが限界。 トレードオフということが言いたいのだろう。 著者は、内田樹同様、世間が思っているほど「賢者」ではないと感じる。 2014/04/03

ハチ

10
年末自分恒例の養老先生大言論3部作の2を読了して。いつも立ち止まっていたんだろうけど、今年はいつもより突き刺さったのが、最終章の人を見る目の話と生きることの話。大学を出、娘の父になり、それでも自分の人生を操るのにいつも苦戦している毎日にジワ〜ってしみこんでいった。2019/12/18

ハチ

10
年末恒例の養老先生3部作読書第2弾。冬の冷たい空気と著者の論理との親和性の高さに身体を預けながら読んだ。日本人は生きていない。厳しい一言だなあ。あとは同一性、相異、階層性。モノの見方が冴え渡っている。2018/12/10

たか

10
養老孟司さんの本 ゆっくりじっくり読んだ。仮説の大切さ。別に強い根拠がなくてもとりあえずそう決めておかしいと思ったら仮説を変更する。いい考えや。 主に通勤電車で読んでて 通勤中がとても知的な時間になった。2016/04/29

ハチ

9
久しぶりに読んだ。 日本人は半分死んでいる、という言はますます重くなっている気がする。人生の先輩のこうした指摘の意味や意義をふと考えさせられた。本気で生きる、それをやっていかないと。 社会や家庭の役割からふと離れた、新幹線の車内にて。2023/01/11

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