内容説明
家庭に居場所を得られず自転車を駆って遠征する少年、学校になじめず都バスに乗って往還する少女、超能力を持つ老女、ストリートミュージシャン、殺し屋、そして多くの野良猫。直感だけを生きる指針にして東京を疾走する者たちの、熱い鼓動がシンクロする―邂逅と別離のリンクから生まれるドラマを、軽やかなビート感にのせて鮮烈に描き、読書界を沸騰させた青春群像小説の傑作。
著者等紹介
古川日出男[フルカワヒデオ]
1966年福島県生れ。’98年に『13』で小説家デビュー。2002年に『アラビアの夜の種族』で日本推理作家協会賞と日本SF大賞を、’06年に『LOVE』で三島由紀夫賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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