新潮文庫
水平記〈上〉―松本治一郎と部落解放運動の一〇〇年

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  • サイズ 文庫判/ページ数 489p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101304335
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0195

内容説明

松本治一郎。明治20年福岡に生れ、昭和41年没す。大衆の手による差別撤廃を掲げた全国水平社を率い、戦後は初代参議院副議長、部落解放同盟委員長を歴任。イデオロギーに流されず、人間の尊厳を見据えた“あらまほしき日本人”―。人権史に屹立する「部落解放の父」の生涯を、新資料も駆使して現代に甦らせる画期的評伝。上巻は「徳川家達暗殺陰謀事件」など昭和初期までを収める。

目次

第1章 部落の子
第2章 新たな地平
第3章 水平社誕生
第4章 錦旗革命
第5章 入獄
第6章 軍隊との闘争
第7章 天皇直訴
第8章 請願行進千二百キロ

著者等紹介

高山文彦[タカヤマフミヒコ]
1958(昭和33)年、宮崎県高千穂生れ。学生時代は探険部に所属。’95(平成7)年と’98年の二度にわたり雑誌ジャーナリズム賞の作品賞を受賞。’99年刊の『火花 北条民雄の生涯』で大宅壮一ノンフィクション賞、講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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