内容説明
一流パーツ・メーカー東京電子工業のワンマン社長石原が急死した。社内外からは、長年に亘り石原を支えてきた宮本副社長が後継と目されていた。だが、筆頭株主の東亜電算社長佐竹は専務として送り込んだ野村を社長に就任させ、東京電子工業の系列化を図るべく、強引な根回し工作を仕掛ける。そして新役員人事を決定する役員会がせまるなか、宮本の脳裏に思い切った作戦が閃いた―。
著者等紹介
高杉良[タカスギリョウ]
1939(昭和14)年、東京生れ。化学専門紙記者、編集長を経て、’75年「虚構の城」で作家デビュー。以来、経済界全般にわたって材を得て、綿密な取材に裏打ちされた問題作を発表
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感想・レビュー
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Taro
3
タイトルから早々にストーリー展開や結末は分かってしまうのですが、分かっていても面白かったです。人間の欲望のドロドロした部分を見ながら、ずるずるストーリーに引き込まれてしまいました。2012/09/10
讃壽鐵朗
0
現役時代でなくては、読めない本。
setosang
0
社長と言う役職に固執する気持ちに感情移入できませんでした。サラリーマン失格かな?ストーリも社長に愛人の息子との関係などもあり単調ではありませんでした。でも、あまりサラーリマンの執着がドロドロしていて、読了感もスッキリしませんでした。やっぱり会社に置いてあった本を勝手に読んだのがいけなかったかな?2011/02/12
MI-KI
0
2010-78 ワンパターン・・・2010/08/22