新潮文庫<br> 生命燃ゆ

新潮文庫
生命燃ゆ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 419p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101303154
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

柿崎の健康状態への疑惑は、これまでとは筆跡が変わったレポートから始まった。昭栄化学工業では世界に先駆けて、大分にコンピュータ完全制御の石油化学コンビナートの建設を進めていた。柿崎はその主要なエチレンプラントの計装部門の実質上の責任者だった。何故筆跡が違うのか、誰が代筆したのか。45歳の若さで逝った技術者の、最後の美しい完全燃焼を感動的に描く長編経済小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とも

15
一生懸命仕事に生きる。家族も自分の命さえも顧みず仕事に生きる。確かに男にとって仕事は生きがいで、生命を燃やす生き場所でもある。いや、あった。柿崎さんの生き方や仕事に費やす情熱を否定はできないし、素晴らしいと感じる事はできるが、今の時代と自分の生き方に投影は出来ないなと感じた。生命を燃やして働いた先人があって、今の日本経済がある事は百も承知やけど。 仕事は大事、でもそこに生命を燃やす事には賛否分かれるな。2016/10/31

sho

3
プラント建設に情熱を燃やしたエンジニアの話し。天職だったのだろう。家族のサポート、能力も人以上にあっただろうが、このような仕事が出来たら楽しい人生だったのだろう。2018/10/14

myvi

2
図書館。流石に現代とは考えも勢いも違いすぎて真似しようとは思わなかった。奥さんに仕事を手伝ってもらうのも今ではルール違反と言われてしまうのだろう。ただ、そういう人がいたおかげで経済は成長し人々は豊かになり、今に至っていると考えると当然頭は上がらない。2023/03/03

ウッシー

2
昭和のサラリーマン!柿崎さんは凄く一生懸命働きますね!周りの人にも凄く慕われてるし。病気で血液が必要なとき、みんなが血を提供してくれる所で、少し涙が出ました。 僕も一生懸命働いてますが、残念ながらなかなか柿崎さんのようにはなれません。羨ましい… 柿崎さんを目標に仕事していきたいですね。 健康には気をつけます。2015/09/19

y0my

2
こんな技術者になりたいな なれる気はしないけど・・・2012/11/17

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